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[MOM747]藤枝東FW小谷春日(1年)_注目FW、名門対決で2発

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.2 静岡県高校新人戦中部地区準々決勝 藤枝東3-1清水商 藤枝東G]

 注目の1年生FW小谷春日が2得点を決めた。0-1の前半15分、藤枝東は右サイドのFW櫻井敬基(2年)が相手のマークを外して縦に切れ込みラストパス。小谷はファーサイドから詰めて同点ゴールを沈めると、後半9分には敵陣でのインターセプトからドリブルで仕掛けて右足シュートを流し込んだ。

 昨年の岐阜国体では静岡県選抜のスーパーサブとして大活躍。抜群の個人技とキレのある動きで再三ビッグチャンスをつくり出したアタッカーは、熊本県との準々決勝で2ゴールを奪うなどチームの4強入りに貢献した。そして選手権静岡県予選では名門の1年生FWとして全3試合で先発出場を果たすと、浜名との初戦で1ゴールなど全3得点に絡むなど大会最優秀新人に選出された。中学時代にはナショナルトレセンメンバーにも選出されており、年代別代表入りも期待される注目株だ。

 ただ、新チーム結成後の12月の練習試合で左鎖骨を骨折。まだ復帰して1週間ほどで「まだ接触プレーとかが怖いので、なるべく当たらないようにしている」という小谷はこの日、得意のドリブルはほぼ披露せず、シンプルにボールを捌く場面が目立った。それでも決定機にしっかりと絡むと、2得点。PAでマークを外してシュートへ持ち込む場面もあり、やはり「怖い」存在であることを印象づけた。「ずっと5、6週間休んでいて、この時期チームも出来上がってくるので(自分ができるかどうか)不安はあったんですけど、決めることができていいアピールがきたと思います。国体の時とかは調子よくてガンガンいけたし、そのプレーを早く取り戻したいと思います」。試合終盤はチームが押し込まれて苦しい中で流れを変えることができず不満も残ったが、課題はしっかりと突き詰めていく。

 目標は苦しい時にチームを救うことのできる選手になることだ。吉野友三監督が「頭もいいんですよ」と目を細めるFWは「(こだわっているのは)個人で突破できるところです。結局、最後苦しくなった時につなぐよりも、自分で打開できて頼りになる選手になりたい。(選手権予選で敗れた藤枝明誠戦は)シュート1本だけだったので悔しかった。(藤枝東は)この4年全国出ていないし、期待に応えたいです」と力を込めた。

 今年1年間は代表入りという目標も掲げている。1日に発表されたU-17日本代表候補合宿メンバーには静岡県から4選手が選出された。「(代表に)入ったことはないので、入りたいです。ナショナルトレセンは1回行っているけれど、そこから先はないので。活躍しないと呼ばれない。チームとしては全国大会に出場すること。個人的には打開できる選手になること。そういう選手になれれば、代表になるチャンスも出てくると思うので、チームで活躍することです」。名門の注目FWは新人戦、プリンスリーグ東海、総体と続く公式戦でチームに勝利をもたらし、自身の目標も達成する。

(取材・文 吉田太郎)

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