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名誉挽回に自信見せる麻也 「この数か月で一番いい状態」

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 汚名返上の自信はある。日本代表DF吉田麻也(サウサンプトン)が失地回復のプレーを誓った。6月のコンフェデレーションズ杯と8月14日のウルグアイ戦の4試合で計13失点。そのうち3試合に先発していた吉田は失点につながるミスを繰り返し、ウルグアイ戦では後半11分に“懲罰交代”となるなど批判を浴びてきた。

 所属するサウサンプトンでもプレミアリーグは開幕から3試合連続で出番なし。8月27日に行われたキャピタルワン杯2回戦にはフル出場したが、試合勘やコンディションが不安視されている。だが、吉田自身は前向きだ。

「メディアの人は『3試合出ていない』と言うけど、自分は焦らずいこうと思っている。体も出来上がってきているし、自分の中ではポジティブ。体のキレが出てきているし、この数か月では一番いい状態」

 オーバーエイジとして出場した昨夏のロンドン五輪に始まり、今年6月のW杯アジア最終予選、コンフェデレーションズ杯とシーズンオフにも日本代表の活動が続いた。冬期休暇のないプレミアリーグでは過密日程が続き、連戦と疲労は体をむしばんできた。昨季終盤は股関節痛で欠場が続き、そのまま日本代表に合流。コンフェデレーションズ杯も決して万全な状態ではなかった。

 結果、古傷の股関節痛が悪化。今季のプレシーズンに出遅れ、開幕3試合出番なしにつながった。しかし、8月14日のウルグアイ戦以降、リーグ戦3試合を欠場し、27日のカップ戦1試合のみに出場したことで、もう一度コンディションを整えることができた。「試合は出ていないけど、シーズンが始まってから練習もできているし、カップ戦にも90分出れた。コンディションはすごくよくなっている」と手応えをつかんでいる。

「あとはピッチで結果を出すだけ。散々、ピッチでやらかしているし、一つずつ結果を出していくしかない。(FWのように)点を取って変わるポジションじゃない。一つずつ結果を出していきたい」。名誉挽回の第一歩が6日のグアテマラ戦(長居)だ。アルベルト・ザッケローニ監督も「長谷部、香川、吉田に関しては(クラブで)試合に出ていない状況が続いている。2試合目(10日のガーナ戦)でいい戦いをするためにも、彼らは1試合目(グアテマラ戦)もこなす必要があるのかなと思う」と、吉田の先発起用を明言している。

 過密日程は来年6月のブラジルW杯まで続く。「体のメンテナンス、ケアや体づくりというのは意識するようになっている。去年は突っ走って、最後にブレーキがかかった。シーズンが終わっても余力が残るように体のケアとメンテナンスをやらないといけないし、今もやっている」。シーズン終盤から故障に悩まされ、コンフェデレーションズ杯で満足いくプレーができなかったことはだれよりも吉田自身が悔いている。同じ失敗は繰り返さない。地に落ちた評価を取り戻すために、ここから吉田の逆襲が始まる。

(取材・文 西山紘平)

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