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逃げ切った栃木がプレーオフ圏内まで勝ち点4差をキープ

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[11.10 J2第40節 栃木3-2北九州 栃木グ]

 栃木SCはホームでギラヴァンツ北九州と対戦し、3-2で競り勝った。ホーム最終戦を白星で終えた栃木は2試合ぶりの勝利で9位に順位を一つ上げ、J1昇格プレーオフ圏内となる6位徳島との勝ち点差4をキープした。

 前節・長崎戦(0-2)で松本育夫監督就任後、初黒星を喫した栃木。プレーオフ進出に望みをつなぐためにも、勝ち点3を目指して立ち上がりから果敢に攻め込んだ。前半9分にはFKの流れからFWサビアがヒールで狙うが、DFがブロック。さらにこぼれ球をDF赤井秀行が左足でシュートを打ったが、GKの好セーブに阻まれた。

 それでも前半22分、MFパウリーニョの横パスを受けたMF近藤祐介がドリブルから左足ミドルをゴールネットに突き刺し、先制点。同35分にもサビアのスルーパスからFWクリスティアーノがDFを引き連れながらも強引に左足を振り抜き、2-0と突き放した。

 後半9分にはパウリーニョのシュートのこぼれ球を近藤が押し込み、3-0とリードを広げた栃木だったが、その後は一転して北九州が試合を優位に進める。後半12分、MF鈴木修人の左CKからDF前田和哉がヘディングで1点を返すと、同17分には鈴木のFKから再び前田がヘディングシュート。セットプレー2本で2-3と1点差に詰め寄った。

 その後も北九州の勢いに押された栃木だが、何とか1点差を守り抜き、3-2で逃げ切り勝ち。松本監督は試合後のインタビューで「勝ち切れたのはサポーターの後押しがあったから」と感謝していた。栃木の残り2試合の相手は千葉と京都。いずれもアウェーゲームという厳しい状況だが、勝ち点4差をひっくり返し、プレーオフ出場権を獲得できるか。


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