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鮮やか3発で首位堅持、鹿島が横浜FMから逆転勝利

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[3.29 J1第5節 横浜FM1-3鹿島 日産]

 J1第5節が29日に行われ、日産スタジアムでは3位横浜F・マリノスが首位鹿島アントラーズをホームに迎えた。試合は前半終了間際の42分にDF栗原勇蔵の得点で先制を許した鹿島が、後半に入ると猛反撃を見せる。FW土居聖真、MF野沢拓也、MF柴崎岳が次々とゴールネットを揺らし、鮮やかな逆転勝利を飾った。

 ともに負傷者の影響で前節からメンバーを1人入れ替えて、上位対決に挑んだ。ホームの横浜FMはMF齋藤学に代えてMF藤本淳吾がスタメンに名を連ね、アウェーの鹿島はFW豊川雄太に代わってMF中村充孝が今季初先発を飾った。横浜FMはACLメルボルン・ビクトリー戦、前節甲府戦、鹿島はナビスコカップF東京戦、前節C大阪戦とともに公式戦連敗を喫しており、復調のためにも勝ち点3がほしい試合となった。

 前半開始直後の1分にMF中町公祐がいきなりファーストシュートを放つことになったが、その後は中盤でのせめぎ合いが続く展開に。横浜FMはDFラインを高い位置に設定して鹿島からボール奪取を狙いに行く。精力的な動きを見せていた中町がボールを強奪する場面もあったが、チャンスを創出するには至らない。足下でつなぐだけでなく、DFラインの裏を狙ったロングボールを放り込むがほとんどの場面で鹿島のオフサイドトラップにかかってしまった。

 対する鹿島は守備ブロックを作り、ブロック内に入ってくる相手をきっちりとつぶす。ボランチのMF小笠原満男や柴崎の寄せは素早く、横浜FMの選手に簡単には前を向かせなかった。攻撃に移ると縦に速く、特に土居の滑らかなドリブルは相手の脅威となり、何度かボールを敵陣深くまで持ち込むことに成功している。

 だが、お互いに前半の決定機は少なかった。前半19分、DF小林祐三のグラウンダーのクロスに走り込んだMF藤本淳吾のシュートは枠を捉えず、同34分にFWダヴィがミドルレンジから狙ったシュートはDFのブロックに遭ったように、ともに相手GKを脅かすような場面を作り出せない。しかし、スコアが動かないまま前半終了を迎えようかという前半42分、横浜FMがセットプレーから先制点を奪う。MF中村俊輔の左CKを栗原が完璧なタイミングで合わせて、ゴールネットを揺らした。

 しかし、追い付きたい鹿島が後半開始早々に同点ゴールを奪う。後半9分、GK曽ヶ端準からボールを受けたDF青木剛が柴崎に預けると、そこからMF遠藤康、DF伊東幸敏がダイレクトでつなぎ、最後は軽やかなステップでDF中澤佑二と栗原をかわした土居が落ち着いて流し込んだ。曽ヶ端からのボールを横浜FMに触れさせることなく、鮮やかな連係で奪ったファインゴールとなった。

 攻勢を強めたい鹿島は直後の後半12分にMF遠藤康がミドルレンジからシュートを放つも枠を捉えず。さらにトニーニョ・セレーゾ監督が動く。同14分に遠藤に代えてMF野沢拓也、同25分にはMF中村充孝に代えてFWカイオを投入して逆転ゴールを狙いに行く。対する横浜FMも同32分にMF佐藤優平を投入して、どうにかしてホームで勝ち点3を獲得しようと試みる。

 すると、後半35分に鹿島が逆転に成功する。途中出場したカイオが縦への推進力を生んでゴール前に持ち込むと、そのこぼれ球を柴崎がループパスで最終ラインの裏へ送る。反応したのは途中出場した野沢。中澤の裏に素早く走り込むと、ダイレクトで右足で合わせて豪快に叩き込んだ。勢いに乗る鹿島はその後も横浜FMゴールを強襲し続け、同41分にはカイオのスルーパスから抜け出した柴崎が冷静に流しんでダメ押しゴールを奪った。

 最後まで勝利をあきらめない横浜FMに終盤は押し込まれる時間帯が続いたが、得点を許さずに逃げ切った。公式戦の連敗を2で止めた鹿島はリーグ戦首位をキープ。逆に横浜FMは開幕3連勝を飾りながらも、リーグ戦2連敗を喫してしまった。

(取材・文 折戸岳彦)

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