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[MOM1014]東久留米総合DF柴田寛生(3年)_指揮官の予想上回るDF陣、修徳を完封

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.20 関東大会東京予選準々決勝 修徳0-3東久留米総合 駒沢第2]

 3-0で快勝した東久留米総合高だが、ピンチがなかった訳ではない。全国高校選手権でもゴールを決めているMF小野寺湧紀を中心に攻めてくる修徳に崩されかけるシーンがあった。だがそこに立ちはだかったのがCB柴田寛生(3年)だ。2-0の後半20分に左サイドから河野哲志が放った決定的なシュートをゴールライン上でクリアすると、3-0で迎えた33分にもスルーパスで抜け出した河野の一撃を渾身のスライディングタックルでブロックした。決してスピードのある選手はないが、危険をいち早く察知し、身体を張った守りでゴールを死守。そして攻撃面でも貴重な仕事をして見せる。後半24分、CKのこぼれ球から放った強烈な右足シュートが、相手DFのハンドを誘って3点目のPKをもたらすなど、攻守で勝利に貢献した。

 元々レギュラーではなかったという柴田だが、本来CBの工藤勝哉が右SBへ移ったことによって先発CBとして起用されるようになった。ただ工藤、そしてこの日コンビを組み、先制点を決めた野田竜太は、どちらかというとフィジカルの強さを武器としているだけに、齋藤登監督も「柴田が入っていいバランスになったかもしれない。元々頭のいい子なのでしっかりとやってくれている」と評価する。そのDFは自分の持ち味を発揮してチームの守りに安定感をもたらしている。

 今季公式戦無敗を続け、この日も全国高校選手権8強校でトーナメント戦で非常に強い修徳に勝利した。今年は攻撃陣にタレントが揃っている東久留米総合だが、齋藤監督が「ディフェンスラインをつくるのに今年時間がかかると思っていた。いい意味で予想を上回ってくれた」というDF陣の成長がチームの強さを支えている。この日無失点で勝利したが、相手の鋭いドリブルの前に危ないシーンをつくられていただけに満足することはない。控えから台頭してきた背番号15のCBが、他のDFたちとともにさらなる成長を果たし、ひとつでも多くの白星をもたらす。

(取材・文 吉田太郎)

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