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F東京がMF東の今季初ゴールで4試合ノーゴールの横浜FMに勝利

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[4.26 J1第9節 横浜FM0-1F東京 日産ス]

 J1は26日に第9節を各地で行い、日産スタジアムでは横浜F・マリノスFC東京が対戦した。勝ち点11で並ぶ両チームの一戦は、前半7分にMF東慶悟の今季初ゴールで先制したF東京が、この1点を守り抜いて1-0で勝利。横浜FMから2年ぶりのリーグ戦白星を挙げて、リーグ戦2連勝を飾った。一方の横浜FMは、4試合連続無得点。リーグ戦6試合未勝利(2分4敗)と深刻な状況となっている。

 22日にAFCチャンピオンズリーグの広州恒大戦を行っている横浜FMは、DFドゥトラとMF兵藤慎剛がベンチ外。FW伊藤翔がベンチスタートになり、DF下平匠、MF藤本淳吾、FW藤田祥史が先発に名を連ねた。アウェーのF東京は、前節のC大阪戦(2-0)から2人を変更。トップ下のMF河野広貴がヒザにケガを抱えてベンチ外に。FWエドゥがベンチスタートとなった。トップ下にはMF三田啓貴、FWには古巣対戦となる渡邉千真が入っている。
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 開始早々、F東京はビッグチャンスをつくる。前半5分に左サイドからMF東慶悟の折り返したボールに、平山が飛び込む。GK榎本哲也の鼻先でボールに触ったが、これは左に外す。動きの重い横浜FMに対し、その後もF東京が優勢に試合を進めていく。前半7分にはMF中町公祐にFW渡邉千真がプレスを掛ける。中町がMF富澤清太郎と交錯すると、こぼれ球を平山が回収してシュートに持ち込む。GK榎本が弾いたところに詰めていたMF東慶悟が右足でゴールに押し込み、F東京が1点を先行した。

 F東京は前半13分にも、攻め上がったDF太田宏介が左に出したボールを東が中央に入れる。平山がヘッドで合わせて、ゴールネットを揺らしたがオフサイドの反則を取られてゴールは認められなかった。同18分にもF東京は中盤でボールを持った東がオーバーラップした三田にパス。左サイドを縦に仕掛けた三田の折り返しに渡邉が詰めたがシュートを枠に飛ばせなかった。

 横浜FMも前半22分に左サイドからのクロスをMF中村俊輔がヘッドで合わせるが、シュートはクロスバーを越える。同31分にはPA内の左サイドから中村がクロスを入れたが、ゴール前で藤田が空振りしてしまい、得点は挙げられなかった。同42分にはF東京も速攻からチャンスをつくりかけたが、パスを通せずにフィニッシュまで持ち込めない。結局、前半を1点リードのまま折り返した。

 横浜FMは小林と中町をベンチに下げ、DF奈良輪雄太とFW伊藤翔を起用して後半に臨んだ。最前線が2人となり、ボールの逃がし場所ができた横浜FMは、高い位置までボールを運べるようになり、F東京を押し込む。3分にはPA外から中村が左足のシュートでゴールを狙ったが、GK権田修一の好セーブに阻まれた。後半7分にも中村は、左サイドから下平が入れたクロスがこぼれて決定機を得たが、キックミスで大きく枠を外してしまった。

 後半14分にF東京は、渡邉をベンチに下げてFW武藤嘉紀を投入する。速攻を狙いたいところだが、ボールを良い形で奪えない。同22分には横浜FMがDF栗原勇藏の縦パスを受けた藤本が藤田とのワンツーからシュートしたが、DFにブロックされて得点できなかった。

 F東京は後半22分、疲れの見えて来た平山を下げて、FWエドゥを投入する。同26分には横浜FMも最後の交代カードを切り、齋藤を下げてMF佐藤優平をピッチに送り出した。高い位置でボールを回し、F東京の守備ブロックに穴を開けようとする横浜FMだが、決定的な場面をつくれない。同33分にF東京は三田を下げて、MF羽生直剛をピッチに送り、交代枠を使い切った。

 相手を押し込む横浜FMは、後半36分に右サイドから奈良輪が入れたクロスを下平がボレーで合わせるが、これも枠を外れて行く。その後も横浜FMがボールを低い位置で回す時間が続く。後半44分、ようやく高い位置までボールを運んだ横浜FMは、下平がゴール前にクロスを入れる。PA内で佐藤がフリーになりヘディングシュートしたが、絶好の決定機を左に外してしまう。このままF東京が前半の1点を守りきり、1-0で勝利した。

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