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ハメス・ロドリゲス2発!!コロンビアがウルグアイとの南米対決制し初の8強入り

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[6.28 ブラジルW杯決勝トーナメント1回戦 コロンビア2-0ウルグアイ リオデジャネイロ]

 ブラジルW杯は28日(日本時間29日)、決勝トーナメント1回戦を行い、リオデジャネイロのマラカナンスタジアムではコロンビア代表ウルグアイ代表と対戦し、2-0で快勝した。コロンビアは前半28分にMFハメス・ロドリゲスが4戦連発となる先制点を決めると、後半5分にもハメス・ロドリゲスが追加点。2-0で南米対決を制し、初のベスト8進出を決めた。7月4日の準々決勝では開催国のブラジルと対戦する。

 コロンビアは、メンバーを落として臨んだグループリーグ最終戦の日本戦(4-1)から先発7人を変更。ハメス・ロドリゲス、DFクリスティアン・サパタ、DFファン・スニガら主力が先発に復帰した。ウルグアイはグループリーグ最終戦のイタリア戦(1-0)から先発2人を変更。イタリア戦でDFジョルジ・キエッリーニの左肩に噛み付いたFWルイス・スアレスが9試合の出場停止処分と4か月間のサッカー活動禁止処分を受け、すでに帰国。代わってFWフォルランが3試合ぶりに先発した。
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 南米対決とあって両チームのサポーターが大挙してマラカナンに押し寄せたが、その数と声量ではコロンビアが圧倒した。スタンドの後押しを受けるように試合もコロンビアのペースで進む。一時はボール支配率で70%を超えるなど、ウルグアイを押し込んだ。

 5バック気味に守ってカウンターからチャンスをうかがうウルグアイは前半14分にフォルランが左足ミドルを狙うが、ゴール上へ。何度かゴール前まで迫る場面はつくったが、エース不在の攻撃にはあと一歩の迫力が欠けていた。

 先制点は試合の流れそのままにコロンビアが奪った。前半28分、MFアベル・アギラールがゴール前に浮き球のパスを入れると、相手DFに弾かれたセカンドボールを再びアギラールが頭で跳ね返す。ボールの落下地点にいたのがハメス・ロドリゲスだ。浮き球を胸で落とし、ノーバウンドで左足を一閃。ペナルティーエリア外から放たれたボレーシュートはクロスバーを叩いてゴールマウスに吸い込まれた。

 場内総立ちとなるスーパーゴール。背番号10がグループリーグ初戦から4戦連発となるゴールを決め、コロンビアがリードを奪った。前半の終盤にはウルグアイが攻勢に出る時間帯もあったが、コロンビアの守備陣は高い集中力を保って弾き返す。1点のリードを守って後半に折り返すと、その立ち上がりだった。

 後半5分、コロンビアはDFパブロ・アルメロの左クロスを逆サイドのMFフアン・クアドラードが頭で折り返し、ゴール前でフリーになったハメス・ロドリゲスが右足で難なく押し込んだ。この試合2得点目は、得点ランキングでも単独トップに立つ大会通算5ゴール目。コロンビアが2-0と突き放した。

 ウルグアイは直後の後半8分に2選手を同時交代し、4バックにシステムを変更。同19分、MFクリスティアン・ロドリゲスが強烈な左足ミドルを放つが、GKダビド・オスピナが弾く。同22分には早くも3枚目のカードを切り、交代枠を使い切った。

 終盤はウルグアイが猛攻に出たが、コロンビアは守護神のオスピナを中心に粘り強い守備で対抗。後半40分、FWエディンソン・カバーニの右足ミドルもオスピナに阻まれ、1点が遠かった。2-0の完封勝利を飾ったコロンビアは90年大会のベスト16を上回り、5回目のW杯出場で初の8強入り。前回4位のウルグアイはベスト16で姿を消すことになった。

(取材・文 西山紘平)

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