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横浜FCがホームで完勝! 敗れた磐田は今季初の連敗

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[7.26 J2第23節 横浜FC4-0磐田 ニッパ球]

 J2は26日に第23節を各地で行い、横浜FCはホームで{{c|ジュビロ磐田}}と対戦した。前半22分にMF寺田伸一のゴールで先制した横浜FCは、その後も磐田を圧倒。後半にも3点を加えて、4-0で勝利した。三ツ沢で今季2勝目を挙げた横浜FCに対し、磐田は前節の東京V戦(1-2)に続く敗戦で、今季初の連敗を喫している。

 横浜FCはFW三浦知良が今季初のリーグ戦ベンチ入り。磐田はFW前田遼一が負傷でFW阿部吉郎がFWポポと2トップを組んだ。

 序盤から磐田がボールを保持するが、横浜FCはシュートを打たせない。逆に前半14分、横浜FCはFWパク・ソンホにロングボールを入れ、フリックしたボールを受けたMF野崎陽介がミドルシュートをするなど、手数を掛けずにフィニッシュを放つ。磐田のファーストシュートは、前半20分。DF駒野友一が左サイドから入れたFKを横浜FCのDFがクリアー。こぼれ球をポポが左足でシュートしたが、枠を大きく外れたボールは場外へ消えて行った。

 今シーズン、ホームで1勝の横浜FCだが、前半22分に先制点を挙げる。右サイドからクロスを入れると、GK八田直樹がパンチング。こぼれ球をPA内でフリーになっていたMF寺田紳一が確実にシュートを決めて、横浜FCが1点を先制した。攻勢の横浜FCは、同25分にもセットプレーからDFドウグラスがヘッドでゴールを狙うが、枠を捉えられなかった。

 ざらにチャンスをつくる横浜FCだが、最終ラインの裏を取った野崎はクロスをパク・ソンホに合わせられなかった。人を掛けた攻撃のできない磐田は前半29分、敵陣までボールを運ぶと、MF小林祐希がPA外から左足でゴールを狙ったが、シュートは左に逸れて行く。速攻を狙う横浜FCは、35分にも左サイドをMF小池純輝が突破し、左足でシュートを放ったが、GK八田に防がれる。

 その後も横浜FCは試合の主導権を握り、両サイドからクロスを入れるが、アタッキングサードでのプレーに精度を欠き、フィニッシュに結び付けられない。それでも守備で完全に磐田をハメた横浜FCは、ボールを前に運ばせない。前半45分には駒野が遠めから左足でミドルシュートを放ったが、これもクロスバーを越えて行った。前半終了時には横浜FCのサポーターがスタンディングオベーションで選手を迎えたのに対し、磐田サポーターからはブーイングが飛んだ。

 ハーフタイムで磐田は小林を下げて、MFチンガを起用、布陣も4-4-2に変更する。しかし、後半の立ち上がりも横浜FCが攻め立て、3分にはこぼれ球を拾ったMF松下裕樹がゴールを狙ったが、シュートは右に逸れて行った。同9分にはMF松下年宏から最終ラインの裏を取った小池にパスが出る。小池の折り返しを走り込んだ野崎が決めて、横浜FCがリードを2点に広げた。

 磐田も後半15分にはMF岡田隆からのロングパスを受けた阿部がDFドウグラス競り合いながらシュートしたが、クロスバーを越えて行く。逆に横浜FCは後半17分には左サイドでFKを得ると、ゴール前に入れたクロスにDF野上結貴が合わせて、3-0と勝利に大きく近づいた。

 後半21分に横浜FCは、寺田を下げて、MF安英学を投入する。磐田の反撃に遭いながらも、時計の針を進める横浜FCは31分にも野崎を下げて、MF小野瀬康介をピッチに送り込んだ。磐田も松井を下げて、FWペク・ソンドンを起用する。ペク・ソンドンは精力的に動き、攻撃を活性させるが、最前線にパク・ソンホを残して守備を固める横浜FCを崩せない。

 後半43分に横浜FCの山口素弘監督は、パク・ソンホを下げて、FW黒津勝を投入し、カズの今季初出場はお預けに。それでもアディショナルタイムに黒津の仕掛けからFKを得ると、安英学がゴールを決めて、横浜FCが4-0で快勝。ホームで3月22日の山形戦(2-1)以来となる勝利を挙げて、今季2度目の連勝を収めている。

(取材・文 河合拓)

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