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早くも白旗?ファン・ハール「優勝には奇跡が必要」

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 マンチェスター・ユナイテッドルイス・ファン・ハール監督は今シーズンのプレミアリーグで優勝するには奇跡が必要だと述べた。『ESPN』が伝えている。

 昨季、7位に終わったチームの立て直しを託され、今季からユナイテッドの監督に就任したファン・ハール監督。これまでにMFアンデル・エレーラ、DFルーク・ショー、DFマルコス・ロホの獲得に成功し、アヤックスからDFダレイ・ブリントの加入が確実視されているほか、レアル・マドリーMFアンヘル・ディ・マリアの獲得にも動いている。

 しかし、就任1年目でのプレミアリーグ制覇は困難と考えているようだ。「今シーズン、リーグ優勝するには奇跡が必要だ。不可能というわけではない。常に可能性はある。しかし、極めて難しいだろう」。オーナーのグレイザー家も、このことに同意しているという。

「グレイザー家もこのことを理解している。だから私は今回の仕事を引き受けたんだ。彼らとあらゆることについて話し合った。この1年のことではない。3年間について議論した。彼らは私のことを聞いてきた。これまでの経験、以前率いたクラブでのことについて説明した。常にスタートは難しいものだったとね」

 ファン・ハール監督は過去にバルセロナ、バイエルンで就任1年目にリーグ制覇を成し遂げている。しかし、「監督の仕事は2シーズン目に評価されるべきだ。バルセロナとバイエルンでは、1シーズン目にチャンピオンになる経験をしているがね」と、持論を展開する。

「もちろん優勝する可能性はある。バイエルンでは奇跡が起きたんだ。(09-10シーズンに)私がミュンヘンに着いたとき、チームには安定した強さがなかったからね。(97-98シーズンに)ボビー・ロブソンからバルセロナを受け継いだときは違った。その前のシーズンに3つのタイトル(コパ・デル・レイ、カップウィーナーズカップ、スペインスーパー杯)を獲得していたチームにはすでに安定感が備わっていた」

 自身の経験に照らし合わせれば、ユナイテッドの状況はバルセロナではなく、バイエルンのときに近いと考えている。

「ユナイテッドの問題はチームのバランスが取れていないことだった。我々のチームには5人の9番と6人の10番がいた。そして十分な数のDFがいなかったんだ」


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