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[MOM1570]清水桜が丘FW白井海斗(1年)_注目1年生がまさにエースの仕事、延長後半終了間際に圧巻の決勝ゴール!

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.3 全国高校選手権静岡県予選準々決勝 清水桜が丘高 3-2 清水東高 草薙陸]

 今夏、5試合で8ゴールを叩きだして清水桜が丘高を全国高校総体へ導いた1年生FWが、選手権予選でもまさにエースの仕事。2-2で迎えた延長後半9分、FW白井海斗(1年)はゴールを背にした状態でCB稲荷田明秀が前線へ蹴りこんだフィードをコントロールすると、すぐさま左側へボールを持ち出す。そして背後にいたDFを外しながら右足一閃。好勝負に決着をつける一撃が、ゴール左隅へ吸い込まれた。

「自分の理想のゴールで良かったです。最初(ゴールに)背中向いていたんですけど、ボールを前にしっかり置けて、相手も外せて、ドリブルもできたけれどシュートしか考えていなかった」。ゴールへの予感がほとんどしないような位置から2つのコントロールと正確なシュートで決めたゴール。それも延長後半終了1分前という状況で、1年生が決めた圧巻の決勝弾だった。MF小野伸二(現札幌)やMF藤田俊哉ら名選手を育ててきた大瀧雅良監督も「アイツはもっている。あそこ(あの位置からのシュート)もっているんだよ」と嬉しそうに目を細め、主将のMF杉本隼(3年)は「ああいうヤツがいてくれると、本当に助かる。ああいう高いボール止めて、ああやって決めてくれるのはアイツしかいない」と白井を絶賛していた。

 この日は前半こそ、細かいフェイントで相手をわずかに外してドリブル、パスを繋ぐ持ち味を発揮していたが、後半はボールになかなか絡むことができずに消えてしまっていた。また「攻撃は山田柊斗クンが身体を張っておさめてくれたのでやりやすかったけれども、隙がなかったので、隙を見つけて得点できるようにしたい」と反省したが、延長戦では再びチャンスに絡み、そして最後にチームメートたちの期待に応えるゴールを決めてヒーローとなった。

 今年は全国総体、国体にも出場したが、チームは上位へ勝ち進むことができずに不完全燃焼。「(全国では)1試合通していいプレーよりも悪いプレー、ミスとかの方が多い。総体の時に自分、全然いいプレー出来てなくて悔しかったし、チームも2回戦で負けてしまった。点取っていないのもあるんですけど、ところどころでボール取られちゃったり、ゴール決めれるところで反応できなかった」と唇を噛む。だからこそ、また全国で挑戦したいという気持ちが強くなっている。その舞台まであと2勝。それはチームにとっても最低限の目標だ。 

「選手権は、みんな3年生はどのチームも最後の大会で、全員が選手権という舞台に憧れている。3年生はガツガツくる。自分は1年生で、3年生しか分からないプレッシャーは分からないですけど、考えて、3年生のためにも、自分のためにもやりたい」。決勝トーナメントの前に掲げた目標は1試合1得点。2試合連続でクリアしている1年生エースが「次は相手も強くなってチャンス少なくなる。その中でも決められるように」という言葉通りに準決勝でも強豪・静岡学園高のゴールを破る。

[写真]延長後半9分、清水桜が丘FW白井が決勝ゴール
 
(取材・文 吉田太郎)
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