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[関東]早稲田大が19年ぶり26度目V!! FW山内2発で法政大下し、優勝もぎ取る

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[11.15 関東大学リーグ第22節 法政大1-2早稲田大 西が丘]

 第89回関東大学リーグ1部の最終節・第22節が15日に各地で行われた。味の素フィールド西が丘では首位に立つ早稲田大法政大が対戦。勝利すれば優勝となる大一番でFW山内寛史(3年=國學院久我山高)が2得点の活躍。終了間際に1点を返されたが、2-1の勝利を収めた早稲田大が1996年大会以来となる19年ぶり26度目の優勝を果たした。一方の法政大は7位で終戦。全国行きの可能性は潰えた。

 前日に行われた試合で首位と勝ち点1差の2位・明治大が3-2で勝利しているため、早稲田大は勝てば優勝が決まる大一番。得失点差では明治大が+7も上回っているため、引き分け以下の結果では優勝を逃すことになる。

 一方の法政大は暫定7位。引き分け以上で全日本大学選手権(インカレ)プレーオフ出場圏内を含んだ6位以内へ入る可能性があるため、互いに落とせない一戦となった。

 早稲田大は4-4-2システムを採用。GK後藤雅明(3年=國學院久我山高)。DFラインは右から新井純平(3年=浦和ユース)、奧山政幸(4年=名古屋U-18)、金沢拓真(4年=横浜FMユース)、八角大智(4年=流通経済大柏高)。ダブルボランチは平澤俊輔(3年=JFAアカデミー)と小林大地(3年=流通経済大柏高)が務めた。2列目は右に田中太郎(4年=藤枝東高)、秋山陽介(2年=流通経済大柏高)。2トップを宮本拓弥(4年=流通経済大柏高)と山内寛史(3年=國學院久我山高)が担った。 

 対する法政大は3-4-2-1システムを採用。最終ラインは右から山田将之(3年=青森山田高)、柳沢拓希(3年=前橋育英高)、田代雅也(4年=武南高)。ダブルボランチを黒柳駿(3年=浜松開誠館高)と西室隆規(4年=鹿島ユース)が務めた。右WBに上田慧亮(2年=前橋育英高)、左WB白石智之(4年=前橋育英高)。2シャドーは右に武藤友樹(2年=八千代高)、左に黒柳駿(3年=浜松開誠館高)。1トップをルーキーのディサロ燦シルヴァーノ(1年=三菱養和SCユース)が務めた。

 開始直後の20秒、早稲田大がチャンスを迎える。八角のパスから宮本がシュートを狙うもDFに阻まれる。直後の右CKでは田中の蹴り入れたボールに金澤が頭で合わせるもクロスバー上方へ外れた。その後はなかなかシュートまで持ち込めず。法政大の時間が続く。

 中盤で奪いカウンターを仕掛ける法政大だが、前線と中盤で間延びするとパスがつながらない。安易なミスが続くと早稲田大に奪い返された。それでも前半20分にはPA右からディサロがドリブル突破。相手DFを振り切り、チャンスを演出するも最後の場面で金澤にカットされた。同29分にはディサロのパスから抜け出た上田がPA右から浮き球パス。ゴール正面の白石が頭で狙うも枠を外れた。

 守備の時間が続いていた早稲田大だが前半34分に決定機。山内のパスから左サイドへ抜けた平澤が中央へ折り返す。ファーサイドでフリーの田中がPA手前右からワントラップで右足シュート。しかしGK富澤に止められた。その後も互いに決定力を欠き、0-0で前半を折り返す。

 後半開始18秒、法政大は武藤の右クロスにディサロが飛び込む。しかし枠を外れた。後半5分には早稲田大がチャンスメイク。八角の左サイドスローインから宮本へつなぐと、左サイドを山内が突破。ライン際からの折り返しをゴール正面でフリーの小林が合わせるも枠外。

 それでも後半8分にようやくスコアは動く。先手を取ったのは優勝のかかる早稲田大だった。PA左で受けた宮本が冷静にキープし、追い抜いて走り込んだ山内へヒールでリターン。最後は山内が冷静に右足シュートを決めた。背番号10の2戦連続ゴールで早稲田大が1-0と先制に成功する。

 直後にも決定機。宮本の左クロスから山内がシュートもクロスバーを叩く。自らこぼれに反応するも、シュートはサイドネット。2点目はならなかった。

 それでも1分後の後半12分、先制して勢いに乗る早稲田大が追加点。左サイドからドリブルで持ち込んだのは先制弾を沈めた山内。GKとの1対1で一度は弾かれるも、自らこぼれを押し込んだ。山内の2得点の活躍で2-0と差を広げた。

 流れを変えたい法政大は後半21分に最初の交代カードを切る。白石に代わって、MF{{青島拓馬(4年=浜松開誠館高)。同23分にはディサロに代えて、FW玉田晃太郎(2年=桐蔭学園高)。同25分には最後の枠を使い、黒柳に代えて、MF土橋優樹(2年=川崎F U-18)をピッチへ送った。

 早稲田大も後半29分に最初の交代。秋山に代わり、MF鈴木裕也(2年=武南高)が出場した。同35分には田中に代え、MF大丸瞬(4年=早稲田実業高)を投入する。

 その後、後半44分に法政大があわや1点を返すかに思われたが、武藤のシュートはクロスバー上へ大きく外れていった。後半アディショナルタイム1分には玉田がゴール。法政大が1点を返すも、2-1で試合は終了。早稲田大が勝利した。

 守備陣は7戦連続で相手に複数得点を許さず、リーグ最小失点の22戦19失点で終えた。この頑張りに攻撃陣も応えると、この日は山内が背番号10のエースとして、存在を証明する2発の活躍。全22試合を13勝5分4敗の勝ち点44で終えた早稲田大が19年ぶりの関東制覇を果たした。
(取材・文 片岡涼)
●第89回関東大学1部L特集

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