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[MOM1702]昌平MF針谷岳晃(2年)_“昌平のトニ・クロース”へ、「取られない」武器持つ攻撃的ボランチ

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.7 埼玉県高校新人大会準々決勝 市立浦和高 0-3 昌平高 西武台高第2G]

 この日、ファインショットを決めたエースMF松本泰志(2年)の活躍も印象的だったが、それ以上に昌平高の中心プレーヤーとして攻守で躍動していたのがMF針谷岳晃(2年)だった。ゲーム主将も務めたボランチは常に視野を確保したボールキープとスペースを逃さない配球で抜群の存在感。テンポのいいパスで意図的に周囲を動かしつつ、仕掛けからクロスバーを叩くシュートなどを放ったMFについては藤島崇之監督もその存在の重要性を口にしていた。

 攻撃的なパスを繰り出すゲームメーカーだが、その中でも簡単にボールを失わない。相手のプレスに対して余裕すら伺える動き。非常に落ち着いて攻撃をコントロールしていた。「取られないというのが自分の持ち味。それで使ってもらっているので。それがなくなったらダメ。取られないで、なおかつ点にも関わっていける怖い選手になりたい。(プレーで意識していることは)まず相手に触らせない位置でボールを置いて相手の重心見て逆取ったりして、他の選手を活かして自分も前に出て行って点取ったりすることを意識している。あとミドルシュートも自主練でずっとやっていて、練習試合では入る」。昨夏まではSHを務めていたが、その後ボランチに定着。「一番ボールが集まってボール触るのが楽しい」というポジションで充実したプレーを続けている。

 後半22分には個人技で左中間を縦に仕掛けてからのラストパスで3点目のゴールを演出。そして終盤はトップ下に近い位置取りで明らかにゴールを奪いに行っていた。「みんな取っていたので取りたくなっちゃって」と微笑んだMFは「トップ下行くとドリブルできる。ドリブルも好きなんで。松本君とかとスイッチとかしたりワンツーとかでも行ける」というアタッカーとしての攻撃力も発揮。最終ライン攻略に絡んだMFは決定機で決めきれずにゴールを逃したが、それでも「市立浦和は選手権もやっていたので今回も勝とうと臨んで前半の入りは慌てていたんですけど徐々に自分たちで取り戻せたし、それで点数も取れたんでよかった」と3-0で快勝した試合に納得の表情を浮かべていた。

 憧れの選手はレアル・マドリーのドイツ代表MFトニ・クロースだ。「クロース選手みたいになっていきたいです。ノーミスで点にも関わっていく。めっちゃ憧れです。(自分が)それをやっていけば全国でも勝っていけると思う」。この日試合を支配したMFは埼玉県高校生選抜の一員として韓国遠征している経験はあるが、もっとクローズアップされても不思議ではない注目株。攻守両面でより成長果たしてチームの中心的存在として持ち味のスキルと判断力を駆使しながら躍動し、昌平躍進の立て役者となる。

(取材・文 吉田太郎)

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