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湘南がホーム最終戦で意地! 第2Sホーム初勝利で甲府のJ1残留決定を阻止

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[10.29 J1第2ステージ第16節 湘南1-0甲府 BMWス]

 湘南ベルマーレが意地をみせた。ホームでヴァンフォーレ甲府と対戦し、1-0で勝利。ホーム最終戦を勝利で飾った。

 前節・大宮に2-3で敗れ、3年ぶり4度目となるJ2降格が決まった湘南は、ここまで第2ステージでホーム未勝利だけにホーム最終戦となるこの試合にかける思いは強い。メンバーには14年に東海学園大から加入したGK梶川裕嗣が先発でJリーグデビュー。MF長谷川アーリアジャスールが前線に入った。湘南は、立ち上がりからシンプルにFWジネイの頭を狙ったボールを入れ、攻撃を仕掛けたが前半は決定機を作ることができず。さらに同24分にMF菊池大介が警告を受け、最終節の出場停止が決まった。

 一方、今節で勝利し、新潟か名古屋のどちらかが敗れると1試合を残してJ1残留が決定する年間順位14位の甲府。FWダヴィが前線で体を張り、FWドゥドゥが果敢にドリブルで仕掛けるなど、調子を上げつつある助っ人を中心に湘南ゴールに迫る。前半28分には、ゴール正面やや左でMFマルキーニョス・パラナが倒され、絶好の位置でFKを獲得。これをキッカーのMF橋爪勇樹が右足で直接狙ったが、クロスバーに嫌われ、先制点とはならなかった。

 互いに決定機が少ない中、最初に動いたのは湘南のチョウ・キジェ監督だった。後半10分に前線で運動量豊富に動き回っていたFW高山薫を下げ、FW山田直輝を投入する。その後、一進一退の攻防が続いたが、湘南が均衡を破った。同14分、ゴール正面やや左でFKを獲得すると、キッカーのMF三竿雄斗が左足を振り抜く。壁を越えて大きく右にスライドしたボールが右サイドネットに突き刺さり、先制のゴールネットを揺らした。

 1点ビハインドとなった甲府は、ドゥドゥが相手の脅威になり続けるも湘南の強固な守備を崩すことができず、試合はそのまま0-1で終了。他会場の年間順位15位の新潟、16位の名古屋(ともに勝ち点30)が敗れたが、勝ち点30の甲府は今節でJ1残留を確定することはできなかった。


●[J1]第2ステージ第16節 スコア速報

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