[MOM1975]阪南大高DF吉田伸弘(2年)_2年生CBがやり遂げた「けじめの戦い」
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.18 高円宮杯プレミアリーグ参入戦2回戦 新潟明訓高 0-1 阪南大高 コカ・コーラウエスト広島スタジアム]
阪南大高の2年生CB吉田伸弘は3年生を中心に構成をされている強力アタッカー陣を、最終ラインから支え続けた。
「僕らがゼロで抑えれば、必ず点を獲ってくれる。そう信じていたので、僕は守備に集中をすることが出来た」。
1回戦の桐光学園高戦でも押し込まれながらも、最後まで踏ん張っての完封勝利だった。そして、2回戦は逆に自分達が主導権を握る展開だったが、1点が遠く、一瞬のカウンターを受けてもおかしくない展開だった。だからこそ、彼はより集中力を高めて、ラインコントロールやカバーリングに細心の注意を払った。結果、新潟明訓のシュートを前後半各2本ずつの4本に抑え、2試合連続の完封勝利に貢献し、初のプレミアリーグ昇格を手にした。
「選手権予選では僕が3失点目に絡んでしまい、負けてしまった(東海大仰星高に2-3)。自分のせいで負けてしまったので、本当に悔しい。だからこそ、もう迷惑はかけられないと思った」。
この2試合は彼なりの『けじめの戦い』だった。そしてその覚悟を示して勝ち取ったのは、来年のプレミアリーグ昇格。2年生の彼が最高学年として臨む最高峰のステージだ。試合後、3年生から「来年頼んだぞ」と声をかけられた。
「来年は自分がチームを引っ張らないといけないと思っています。プレーはもちろんのこと、ピッチ外で一人の人間として、しっかりと考えながら行動をして、周りを引っ張って行きたい」。
すでに彼は新たな決意を決めていた。この決意はこれまで自分を引っ張って来てくれた3年生に対する感謝の念であり、プレミアリーグのステージを自分の学年以降にも残して行く義務を請け負った覚悟であった。
「自分の持ち味であるスピードをもっと磨いて、カバーリングやラインコントロールの質を上げて、空中戦の強さにも磨きをかけて行きたい」。
心身ともに柱となるべく、吉田伸弘は広島の地で力強く、新たな決意を示す高校最後の1年間のスタートを切った。
(取材・文 安藤隆人)
▼関連リンク
高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグ
[12.18 高円宮杯プレミアリーグ参入戦2回戦 新潟明訓高 0-1 阪南大高 コカ・コーラウエスト広島スタジアム]
阪南大高の2年生CB吉田伸弘は3年生を中心に構成をされている強力アタッカー陣を、最終ラインから支え続けた。
「僕らがゼロで抑えれば、必ず点を獲ってくれる。そう信じていたので、僕は守備に集中をすることが出来た」。
1回戦の桐光学園高戦でも押し込まれながらも、最後まで踏ん張っての完封勝利だった。そして、2回戦は逆に自分達が主導権を握る展開だったが、1点が遠く、一瞬のカウンターを受けてもおかしくない展開だった。だからこそ、彼はより集中力を高めて、ラインコントロールやカバーリングに細心の注意を払った。結果、新潟明訓のシュートを前後半各2本ずつの4本に抑え、2試合連続の完封勝利に貢献し、初のプレミアリーグ昇格を手にした。
「選手権予選では僕が3失点目に絡んでしまい、負けてしまった(東海大仰星高に2-3)。自分のせいで負けてしまったので、本当に悔しい。だからこそ、もう迷惑はかけられないと思った」。
この2試合は彼なりの『けじめの戦い』だった。そしてその覚悟を示して勝ち取ったのは、来年のプレミアリーグ昇格。2年生の彼が最高学年として臨む最高峰のステージだ。試合後、3年生から「来年頼んだぞ」と声をかけられた。
「来年は自分がチームを引っ張らないといけないと思っています。プレーはもちろんのこと、ピッチ外で一人の人間として、しっかりと考えながら行動をして、周りを引っ張って行きたい」。
すでに彼は新たな決意を決めていた。この決意はこれまで自分を引っ張って来てくれた3年生に対する感謝の念であり、プレミアリーグのステージを自分の学年以降にも残して行く義務を請け負った覚悟であった。
「自分の持ち味であるスピードをもっと磨いて、カバーリングやラインコントロールの質を上げて、空中戦の強さにも磨きをかけて行きたい」。
心身ともに柱となるべく、吉田伸弘は広島の地で力強く、新たな決意を示す高校最後の1年間のスタートを切った。
(取材・文 安藤隆人)
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