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「このチームには左利きのSBがいない」鹿島DF三竿雄、左足武器に“挑戦状”

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左利きのサイドバックとして存在感を示したい鹿島DF三竿雄斗

 精度の高い左足で王者に新風を吹き込む。湘南から完全移籍で鹿島アントラーズに加入したDF三竿雄斗。湘南では主に3バックの左センターバックを務めてきたが、4バックの鹿島では左サイドバックが基本ポジションとなりそうで、24日のスパンブリーFC戦(4-2)も左サイドバックで先発した。

「個人個人のレベルが高いのは、これまでの練習でも試合でも感じている。並大抵の努力では、このチームでポジションを奪うことはできないと思う」。鹿島の左サイドバックと言えばDF山本脩斗が定位置をつかんでいる。ポジション争いは熾烈だが、ACLも含めた過密日程の中で必ずチャンスは訪れるはずだ。

 左足から繰り出されるキックの正確さは、湘南でも数多くのゴールを演出するなど実証済み。「このチームには左利きのサイドバックがいないので、一つのアクセントになれば。チームが勝つためのピースとしてうまくハマることができればと思っている」と意気込んだ。

 昨季から鹿島でプレーしている健斗は実弟。ともに東京Vユース出身の三竿兄弟がプロでは初のチームメイトとなり、王者のユニフォームに袖を通す。

「たくさんのタイトルを取ってきたチーム。サポーターの方々も含めてその伝統を守っていると思うし、そういうサポーターの方から信頼を得ることは並大抵の努力ではできない」。強い覚悟を口にする三竿雄は「しっかりピッチに立って、サポーターの方たちに認めてもらえるようにやっていきたい」と表情を引き締めた。

(取材・文 西山紘平)

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