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[新人戦]1年生中心の大津が臆せず戦い、東福岡にリベンジ!九州3位に

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後半アディショナルタイム、大津高は1分前に投入されたばかりのFW吉村仁志が左足で同点ゴール

[2.13 九州新人大会3位決定戦 東福岡高 2-2(PK4-5)大津高 佐賀県総合運動場陸上競技場]
 
 平成28年度 第38回九州高等学校(U-17)サッカー大会3位決定戦が13日に行われ、東福岡高(福岡1)と大津高(熊本2)が激突。プレミアリーグ勢対決となった一戦は後半アディショナルタイムにFW吉村仁志(1年)のゴールで追いついた大津がPK戦の末に5-4で勝利して3位で大会を終えた。

 大津の古閑健士監督は「2年生たちのチームの中で臆することなく、積極的に自分たちの成長のために頑張ってくれた」と今大会の5試合を振り返った。実力でポジションを勝ち取った1年生たち中心に構成された陣容で熊本、九州の戦いに挑戦。この3位決定戦も1年生11人が先発した大津が0-1で敗れた予選リーグのリベンジを果たした。

 試合はMF青木真生都(2年)を中心に幅を使った攻撃で主導権を握った東福岡が序盤からシュートチャンスを量産。予選リーグでの対戦から先発7人を入れ替えた東福岡は序盤から次々とシュートを放っていくが、精度を欠くなど得点することができない。

 一方の大津は相手のプレッシャーの速さの前になかなか攻めきることができずにいたが、FW大竹悠聖(1年)のミドルシュートや、187cmFW大崎舜(1年)のドリブル突破などでチャレンジ。すると22分、ショートカウンターから右サイドをえぐったMF吉瀬大貴(1年)の折り返しを大崎が押し込んで先制した。

 だが、東福岡は直後の24分、右中間でDF2人を振り切ったエースMF福田湧矢(2年)が右足シュートを突き刺して同点に追いつく。1-1とした東福岡はその後もハイサイドまでボールを運ぶと、福田やFW大森真吾(1年)、MF井本寛次(2年)が局面を破るなどチャンスをつくる。

 だが、大津は前への強さを発揮したCB毛利友哉(1年)やCB西原大地(1年)の身体を張った守りなどで2点目を許さない。そして10番MF水野雄太(1年)のドリブルシュートなどで勝ち越しを狙う。そして後半6分にはインターセプトからMF松原亘紀(1年)が出したスルーパスに大崎が反応。力強い動きでDFを振り切った大崎がシュートまで持ち込んだ。だが、東福岡はGK佐野圭音(2年)がストップしてスコアは動かない。

 相手の3倍以上となる数のシュートを放ちながら2点目を奪えなかった東福岡だが、それでも後半33分、右サイドから崩して福田が右足シュート。これはクロスバーを叩いたものの、大津DFの中途半端なクリアを交代出場MF中村拓也(1年)が右足ミドルで決めて勝ち越した。

 だが、大津がアディショナルタイムに追いつく。交代出場のMF坂口斗麻(2年)が右サイドを強引に突破。最後は左前方へ上手くボールを持ち出してDFを外した大崎が左足シュートを決めた。先輩DF植田直通(鹿島)と同じ宇土市立住吉中出身でDF経験もあるという184cmの大型FWのゴールによって試合はPK戦突入。そのPK戦で先攻の大津が1人目・水野から5人目のMF渡口光彦(1年)まで全員が決めたのに対し、東福岡5人目のシュートが枠を外れて決着がついた。

 大津の古閑監督は「2回続けて負けられないというのと、プレミアでも対戦しますので絶対に負けたくない。今大会良い形で終われるようにポジティブに全員でやろうと(総監督の)平岡先生からもそのような話を頂いたので、みんなで声かけながら協力しながらやれたことが最終的にこういう形で追いついてPKで勝てたかなと思います」と目を細めていた。

 期待の世代たちが中心となって九州3位。古閑監督は4月のプレミアリーグ開幕へ向けて「個人のストロングを伸ばしてあげることが一番かなと。この大会で色々な課題が見えてきたのがあるのでストロングと課題に対してどう取り組んでいくか僕らも見てあげながらやっていきたい」。今大会はU-16日本代表候補のMF福島隼斗(1年)が欠場。一方で2年生は負けられないという思いを抱いてトレーニングに励み、試合に出た際は結果を残そうとしている。4月に入学してくる期待の新1年生たち含めた競争によって、“公立の雄“はより個とチーム力をレベルアップさせる。

(取材・文 吉田太郎)



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