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中谷進之介「チームが噛み合っていない」踏ん張りきれなかった柏が3連敗

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DF中谷進之介は試合後のミックスゾーンで悔しさをにじませた

[3.18 J1第4節 柏0-1仙台 柏]

 悪い流れは断ち切れたはずだった。15日のルヴァン杯では21歳以下の若手7人を先発させた柏レイソルが清水を1-0で撃破。若手の躍動で弾みをつけ、中2日でこの一戦に臨んだ。

 試合を通して15本のシュートを放ち、被シュート数は7本。攻め込みながらも仙台の堅いブロックにことごとく跳ね返され、最後までゴールが遠かった。終了間際には途中出場のFW大津祐樹が決定的な右足シュート。さらにGK中村航輔も前線に上がって猛攻をかけたが、GK関憲太郎のビッグセーブに阻まれ、同点ゴールを奪うことはできなかった。

「勝ち点3を落とした印象のゲーム」と振り返ったのは下平隆宏監督。「チャンスは前半からつくり続けて、決めていればというゲームだった」と試合内容には及第点を与え、「下を向く内容ではないし、選手はよく頑張った。次は勝ち点3という結果を出せるようにしっかり次に進んでいきたい」と前を向いた。

 今季初先発で2トップの一角に入った22歳のFW中川寛斗は不発。試合展開はある程度予想できていたようだが、「仙台と柏はいつもこういう試合になる。どちらが最後まで集中力を保てるかという試合だったけど、最後に仙台が踏ん張った」と声を落とした。

 一方、20歳のDF中谷進之介は苛立ちをにじませる。「あそこをゼロで抑えていれば何かあったと思う」と痛恨の失点を悔やんだ。公式戦5試合連続の先発フル出場。中2日でも疲れの色を見せず、気迫あふれる堅守で4バックを引き締めた20歳は「ルヴァン杯と比べるとプレッシャーのスピードが遅い」と、セカンドボールへの執着心が足りなかったことを指摘した。

「点を取れないし、最後の最後で守備が踏ん張りきれないし、チームが噛み合っていない。難しい状況だけどなんとか変えていかないといけない」。若きディフェンスリーダーは厳しい言葉で課題を挙げた。次節は4月1日の広島戦。連敗ストップを目指してチームで修正点を共有し、切り替えていくしかない。

(取材・文 佐藤亜希子)

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