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要注意人物は“市船”コンビで潰す…先発濃厚DF杉岡大暉「そのイメージは強い」

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U-20日本代表DF杉岡大暉(湘南)

 ここまで出場機会はなかった。しかし、U-20W杯グループリーグ第3節イタリア戦前日の練習では主力組でプレー。左SBとして先発出場が濃厚なDF杉岡大暉(湘南)は、「結果を残すことしか考えていない」と力強く語った。

 3バックを採用する湘南とは異なりU-20日本代表は4バックを採用。そして、トレーニングでは左SBに入ることもあったが、CBでプレーする機会が多かった。しかし、「湘南でも結構4バック気味になることはあるので、そういうところを出していければいい」と問題なくピッチに立とうとしている。

 左SBに入る杉岡の対面には、鋭いドリブルと強烈な左足のシュートでイタリアの攻撃をけん引するMFリカルド・オルソリーニが入る。「カットインされるのが一番嫌なので、縦を切りつつも最後のシュート場面でしっかりブロックすることを意識したい」。だが、一人で要注意人物を止めるわけではない。杉岡の前方に構える左サイドハーフでの出場が濃厚なMF遠藤渓太(横浜FM)のサポートはもちろんのこと、左ボランチに入るMF原輝綺(新潟)も助太刀に向かう。

「多分、(オルソリーニとは)杉岡がマッチアップすることが多くなると思うので、しっかりサポートに入ってあげたい。そこは杉岡と話して、うまく対応できればいいと思う」と原が語れば、杉岡も「(原と挟む)イメージは強い」と答える。市立船橋高でともに汗を流した2人が、イタリアの切り込み隊長の前に立ちはだかろうとしている。

 今大会初出場が近付いており、「緊張はある」と話しつつも、「チーム一丸となって全員が勝利に向かって戦い、しっかりグループリーグ突破という目標を達成したい」と胸を張って答えた。

(取材・文 折戸岳彦)
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