「皆ともっと戦いたかった…」U-20代表DF板倉滉、ともに歩む仲間に感謝
[5.30 U-20W杯決勝T1回戦 U-20日本 0-1(延長) U-20ベネズエラ 大田]
一つの戦いが終わりを迎えた。U-20W杯決勝トーナメント1回戦ベネズエラ戦。U-20日本代表は延長戦の末に0-1で屈して大会を後にすることになり、DF板倉滉(川崎F)は「もっとやれたと思うし、もっと戦えたと思うので本当に悔しい」と肩を落とした。
初戦南アフリカ戦でボランチ起用された板倉は体を張った守備で相手攻撃をはね返し続け、2-1の勝利に貢献。しかし、その試合で負傷して別メニュー調整を続けてきた。だがチームメイトが決勝トーナメントまで導いてくれたことで、板倉に再びピッチに立つ機会が訪れる。ベネズエラ戦の後半31分にMF市丸瑞希(G大阪)に代わってピッチへと送り込まれた。
「ケガをしてチームに迷惑を掛けた中で、やっと復帰して使ってもらえた。本当にチームの皆が戦ってくれたから、この舞台で戦えたので、そこは忘れずにと思いながらやっていた」
ボランチの位置に入ると粘り強く相手の攻撃に対応し、延長後半3分に先制点を奪われて迎えた試合終盤には前線に上がってターゲットマンとなり、何とか1点を返そうと奮闘。しかし、チームに得点は生まれずに0-1の完封負けを喫した。「もっと長くやりたかったし、もっともっと試合を積み重ねていきたかったというのが正直な思い」。志半ばに大会を後にすることに、悔しさを滲ませる。
チームとして一つの区切りを迎え、板倉はともに歩み続ける仲間への感謝を示している。「ここまで来れたのは本当に皆のおかげだと思っている。もっと皆と戦いたかったという気持ちがありますが、この経験は無駄にしてはいけない」。今後は各チームに戻り、20年の東京五輪を大きな目標として成長を遂げていくことになるだろう。「Jリーグでも同じ年代の選手が活躍すると、自分の中で焦りが出てくる。負けてられないと、本当にいい刺激になっている」と同年代の選手と切磋琢磨しながら、「自分が引っ張っていけるくらいの選手になれるように頑張りたい」とチームの先頭に立てるようにと心に誓った。
(取材・文 折戸岳彦)
●U-20ワールドカップ韓国2017特集ページ
一つの戦いが終わりを迎えた。U-20W杯決勝トーナメント1回戦ベネズエラ戦。U-20日本代表は延長戦の末に0-1で屈して大会を後にすることになり、DF板倉滉(川崎F)は「もっとやれたと思うし、もっと戦えたと思うので本当に悔しい」と肩を落とした。
初戦南アフリカ戦でボランチ起用された板倉は体を張った守備で相手攻撃をはね返し続け、2-1の勝利に貢献。しかし、その試合で負傷して別メニュー調整を続けてきた。だがチームメイトが決勝トーナメントまで導いてくれたことで、板倉に再びピッチに立つ機会が訪れる。ベネズエラ戦の後半31分にMF市丸瑞希(G大阪)に代わってピッチへと送り込まれた。
「ケガをしてチームに迷惑を掛けた中で、やっと復帰して使ってもらえた。本当にチームの皆が戦ってくれたから、この舞台で戦えたので、そこは忘れずにと思いながらやっていた」
ボランチの位置に入ると粘り強く相手の攻撃に対応し、延長後半3分に先制点を奪われて迎えた試合終盤には前線に上がってターゲットマンとなり、何とか1点を返そうと奮闘。しかし、チームに得点は生まれずに0-1の完封負けを喫した。「もっと長くやりたかったし、もっともっと試合を積み重ねていきたかったというのが正直な思い」。志半ばに大会を後にすることに、悔しさを滲ませる。
チームとして一つの区切りを迎え、板倉はともに歩み続ける仲間への感謝を示している。「ここまで来れたのは本当に皆のおかげだと思っている。もっと皆と戦いたかったという気持ちがありますが、この経験は無駄にしてはいけない」。今後は各チームに戻り、20年の東京五輪を大きな目標として成長を遂げていくことになるだろう。「Jリーグでも同じ年代の選手が活躍すると、自分の中で焦りが出てくる。負けてられないと、本当にいい刺激になっている」と同年代の選手と切磋琢磨しながら、「自分が引っ張っていけるくらいの選手になれるように頑張りたい」とチームの先頭に立てるようにと心に誓った。
(取材・文 折戸岳彦)
●U-20ワールドカップ韓国2017特集ページ