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天野純の劇的V弾で横浜FMが今季初の3連勝!!FC東京は好機生かせず4戦ぶり黒星

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横浜FCがウノゼロ勝利

[6.18 J1第15節 FC東京0-1横浜FM 味スタ]

 J1リーグは18日、第15節を行い、横浜F・マリノスは敵地でFC東京と対戦し、1-0で勝利した。横浜FMは今季初の3連勝を飾り、5戦負けなし(4勝1分)と好調をキープ。FC東京は4試合ぶりの黒星を喫した。

 FC東京は4日に行われた第14節清水戦(2-0)から先発1人変更し、FWピーター・ウタカがスタメンに入った。
 横浜FMは第14節川崎F戦(2-0)から先発2人を変更。コンフェデ杯に招集されているオーストラリア代表DFミロシュ・デゲネクに代わってDF栗原勇蔵が先発したほか、出場停止のDF松原健に代わってDF山中亮輔が左SBで先発し、DF金井貢史が右SBに入った。栗原と山中はいずれも今季初先発となった。[スタメン&布陣はコチラ]

 降雨の中で行われた一戦は前半5分、ドリブルで持ち上がったMF大久保嘉人がDFラインの裏にパスを出し、走り込んだMF東慶悟が右足で押し込んだが、オフサイドの判定。横浜FMも徐々に流れを引き寄せ、前半20分、PA右からのMF齋藤学のクロスをニアサイドのFWウーゴ・ヴィエイラがヘディングシュート。23分にはMF中町公祐が右サイドに展開し、齋藤が右45度の位置から左足を振り抜いたが、いずれも枠を捉えらえなかった。

 前半最大の決定機は43分、MF中島翔哉の絶妙なスルーパスに反応したFWピーター・ウタカがPA内に抜け出し、大久保嘉にラストパス。絶好のチャンスだったが、大久保のシュートはわずかにゴール右に外れ、スコアレスで前半を折り返した。

 後半5分、後方からのフィードをピーター・ウタカが落とし、大久保嘉が反転から左足シュートに持ち込んだが、DFのブロックに阻まれる。こう着状態が続いたが、後半16分、中島からのクロスに大久保嘉が高い打点のヘディングシュートで合わせたが、ゴール右に外れた。

 後半24分、FC東京ベンチが動き、中島に代えてMF阿部拓馬を投入。後半30分にはカウンターから大久保嘉、高萩とパスをつなぎ、ピーター・ウタカの右クロスから大久保嘉がヘディングシュートも決めきれない。後半32分には東を下げてMF永井謙佑を投入。永井が左サイドハーフに入り、阿部が右サイドハーフに移った。

 横浜FMも後半36分、齋藤やウーゴヴィエイラがシュートを連発するが、チャンスを生かせない。後半37分、ウーゴ・ヴィエイラに代えてFW富樫敬真をピッチに送り込む。FC東京も後半39分、最後の交代枠を使ってMF梶山陽平を投入するが、互いにゴールが遠く、このまま試合終了かと思われた終了間際に劇的な展開が待っていた。

 後半43分、左後方からMF扇原貴宏が出したクロスをMF天野純がワンタッチで富樫につなぎ、富樫が頭で落とすと、天野がPA手前から右足を一閃。J初弾となる豪快ミドルをゴール左隅に突き刺し、待望の先制点を奪った。これが値千金の決勝点となり、横浜FMが1-0で勝利。今季初の3連勝を飾った。

(取材・文 佐藤亜希子)

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