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「W杯を目指して…」アンブロと契約の柴崎岳、新たな武器と新たな挑戦へ

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アドバイザリー契約を結んだデサントの展示会イベントに出席したMF柴崎岳

 デサントの「アンブロ」ブランドとアドバイザリー契約を締結したMF柴崎岳が4日、大阪市内で同社の展示会イベントにスペシャルゲストとして登場し、新たな“武器”とともに新天地で挑む来シーズンへの意気込みを語った。

 6月末でスペイン2部テネリフェとの契約が満了。スペイン1部の複数クラブが獲得に動いているとされる柴崎は「今は無所属なんですけど」と冗談交じりに挨拶すると、アンブロとの契約について「新たなチャレンジにしたいと思っている。特にスパイクには個人的に少しこだわりを持っているので、アンブロと一緒に理想のスパイクを形作っていければ」と、今後のビジョンを口にした。

 今後は共同での商品開発も予定しているが、前日3日には実際にグラウンドで「アンブロ アクセレイター プロ」を着用。「いいフィット感、いいボールコントロールの感覚を得られた。もっともっといいものを作り上げていける手応えを得た」と、すでに足馴染み、ボールタッチともに好感触をつかんでいる。

 初の海外挑戦は移籍当初こそ苦しんだものの、環境面でもサッカー面でも徐々に適応。昇格プレーオフ決勝に敗れ、惜しくもチームの1部昇格は果たせなかったが、柴崎はプレーオフ4試合で1ゴール2アシストを記録するなど、その名を一躍、スペイン全土に知らしめた。

「来季はさらに飛躍の年にしたい」。迎える17-18シーズンの最後にはロシアW杯もある。15年10月を最後に2年近く、ハリルジャパンからは遠ざかっているが、「来年はW杯も控えている。個人的にはそこを目指していきたい」と明言。「サッカー選手としてスキルアップできるように、みなさんと一緒に歩んでいきたい」と、関係者の前で堂々と誓った。

(取材・文 西山紘平)

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