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お帰りゲッツェ…長期離脱から復帰のナンバー10、期待寄せるドルト指揮官

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ドルトムントのピーター・ボス監督とMFマリオ・ゲッツェ

[7.15 Jリーグワールドチャレンジ2017 浦和2-3ドルトムント 埼玉]

 始動して1週間。コンディションが整っているとは言い難く、日本の蒸し暑さも予想外だったのかもしれない。さらに浦和に先制される展開となったものの、ドルトムントはFWエムレ・モルの2得点とFWアンドレ・シュールレの一撃できっちりと3-2の逆転勝利を収め、今季からチームを率いるピーター・ボス監督は「フレンドリーマッチだったけど、勝てて非常に嬉しい」と振り返った。

 序盤から主導権を握って試合を進めたが、前半24分にセットプレーから浦和に先制点を献上。後半31分と同34分にモルがネットを揺らして一時は逆転に成功しながらも、同40分にまたもやセットプレーから浦和にゴールを奪われてしまった。

「失点はセットプレーからだったので、この点については非常に不満です」と課題を挙げつつも、同43分にシュールレの得点で逆転勝利を収めたこともあり、「気温が高かったこと、トレーニングを初めて1週間しか経っていないことを考えれば、この内容でシーズン真っ最中の浦和と戦えて良かった」と話している。

 また、対戦相手の浦和に関しては「非常に良いチームで、良いプレーをした。コンパクトにディフェンシブな試合をして、カウンターも危険だった。私たちはあと2失点していてもおかしくない試合の流れだったと思う」と評し、5万8327人が詰め掛けた埼玉スタジアムの雰囲気を「非常に素晴らしかったし、試合をしていて楽しかったよ」と答えた。

 この試合では代謝異常で長期離脱していたMFマリオ・ゲッツェが後半17分から途中出場し、約半年ぶりにピッチに立った。指揮官は「非常に嬉しいし、本人も嬉しかったと思うよ。今日は30分プレーしたけど、これから調子が上がっていくだろうし、早い時期に90分フルにプレーできるようになってもらいたいね」と復帰した背番号10に期待を寄せた。

(取材・文 折戸岳彦)

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