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ロシアW杯公式球が“NFCタグ”搭載の『TELSTAR18』に決定!14日の日本vsベルギーで使用予定

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ロシアW杯公式球の『TELSTAR18』

 来年の6月14日から7月15日までロシアで開催されるW杯の公式試合球が『TELSTAR18(テルスター18)』に決定した。10日、アディダスが発表している。なお、このボールは、14日に行われる日本代表vsベルギー代表の国際親善試合で使用される予定だ。

 『TELSTAR18』は、1970年メキシコ大会で初登場したアディダス史上初のW杯公式試合球である『TELSTAR(テルスター)』の伝統と最新テクノロジーを融合したサッカーボールとなった。

 オリジナル版の名称は、“Star of Television”をコンセプトとしており、印象的な白黒のパネルデザインがテレビのモノクロ放送でも目立つように設計。これが“サッカーボール ”のデザインを定義づけるものとなった。『TELSTAR18』は、このDNAを残しつつ、デジタル時代を象徴した正方形柄(ピクセル)が組み合わされたデザインとなっており、アルゼンチン代表やコロンビア代表、メキシコ代表といったトップクラスのナショナルチームや、マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリー、ユベントス、アヤックスといった強豪クラブチームがテストプロセスに関わって開発された。

 『TELSTAR18』は、ブラジルW杯の公式試合球『BRAZUCA(ブラズーカ)』の特長である6枚均一パネルの組み合わせを継承し、他に類を見ないアディダス独自の「新形状の6枚均一パネル」を採用。熱接合技術により、縫い目の無い表皮構造を可能にし、どこを蹴っても同一の反発力が生じ、正確なパスやシュートを実現することが可能となっている。

 さらに、公式試合球としてアディダス史上初の試みとなる、NFC(近距離無線通信)タグを搭載(対象品番:AF5300)。NFCタグリーダー機能を持つ端末をかざすことで、ユーザーがスマートフォンを使ってボールとインタラクション(相互作用)できるようになっている。また、『TELSTAR18』の生産において特に重要視されているのがサステナビリティ(持続可能性)であり、裏当て材やパッケージングを含めてリサイクル材料を活用している。

 開発にあたり、アディダスフットボールのカテゴリーディレクターであるローランド・ロムラー氏は、「オリジナルモデルのDNAは残しつつ、新たな『TELSTAR18』を開発することは、私たちにとって本当にエキサイティングなチャレンジでした。新たなパネル構造とNFCチップの搭載により、フットボールのイノベーションとデザインを新たな高みへと導き、消費者とプレイヤーの両方にとって全く新しい体験をもたらすこととなりました」とコメントしている。

 なお、『TELSTAR18』は、全国のアディダス直営店とアディダスオンラインショップ、全国のアディダスフットボール取扱店およびオンラインショップにて、10日より発売される。

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