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流通経済大が3年ぶり2回目のインカレ制覇!夏王者・法政大は41年ぶり戴冠ならず

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流通経済大が3年ぶり2回目のインカレ制覇

[12.24 全日本大学選手権決勝 流通経済大5-1法政大 浦和駒場スタジアム]

 第66回全日本大学サッカー選手権(インカレ)は24日、決勝を行い、Jクラブ内定者4人を擁する流通経済大(関東3)が夏の総理大臣杯覇者の法政大(関東5)を5-1で下し、3年ぶり2回目の優勝を決めた。

 2年連続となった関東勢対決は、21日に行われた準決勝で互いに120分間の死闘を繰り広げた者同士の対戦。延長前半の得点で勝ち上がった流通経済大は第63回大会以来3年ぶり、PK戦の末に突破した法政大は第53回大会以来10年ぶりの決勝戦となった。

 流通経済大は4-2-3-1のシステム。GKは新井栄聡(4年=西武台高/清水内定)、最終ラインは右からDFアピアタウィア久(1年=東邦高)、DF今津佑太(4年=流通経済大柏高)、DF田中龍志郎(4年=習志野高)、DF小池裕太(3年=新潟ユース)。ボランチにはMF守田英正(4年=金光大阪高/川崎F内定)、MF小野原和哉(3年=磐田ユース)が入り、2列目は右からMFジャーメイン良(4年=流通経済大柏高/仙台内定)、MF森永卓(流通経済大柏高=4年)、MF立花歩夢(4年=流通経済大柏高)。1トップはFW星野秀平(4年=流通経済大柏高)が務めた。

 一夫の法政大は4-4-2。GKは関口亮助(4年=浦和ユース)、DFラインは右からDF武藤友樹(4年=八千代高/松本内定)、DF森岡陸(1年=磐田U-18)、DF加藤威吹樹(2年=広島ユース)、DF黒崎隼人(3年=栃木ユース)。ボランチはMF大西遼太郎(2年=磐田U-18)、MF末木裕也(2年=甲府U-18)が固め、2列目には右がMF紺野和也(2年=武南高)、左がMF森俊貴(2年=栃木ユース)。2トップにはMF青柳燎汰(3年=前橋育英高)とFWディサロ燦シルヴァーノ(3年=三菱養和SCユース)が入った。

 先にスコアを動かしたのは、キックオフから前に圧力をかけていた流通経済大だった。前半14分、PA左脇でロングボールを収めた星野が落とし、左サイドを抜け出したながらトラップしたのは立花。縦に持ち出して角度のないところから左足を振り抜くと、ポスト際を抜いたゴールネット天井に豪快なシュートを突き刺した。

 一方の法政大は、相手の中盤がボランチにマンツーマン気味に付いてくる守備に手を焼いていたが、徐々にペースを取り戻す。前半27分、森岡のロングボールをディサロが敵陣右サイドで収め、カットインからシュート。これは相手DFに阻まれたが、跳ね返りのパスを中央に送り、青柳がゴールを狙った。

 さらに法政大は前半34分、関口のパントキックを青柳が収め、中盤の大西に落とすと、左サイドに大きく展開。森が単独突破から左足クロスを送り、飛び込んだ青柳が頭で合わせるも枠を外れた。その後もセットプレーを中心に流経大ゴールに襲いかかったが、得点を奪うことができず。前半を1点ビハインドで終えた。

 法政大は後半5分、森に代えてFW上田綺世(1年=鹿島学園高)を投入。すると同8分、試合を振り出しに戻す。右からのCKを末木が蹴り込むと、こぼれ球が左サイドへ。ボールを拾った青柳のクロスに対し、攻撃参加していた加藤が豪快なヘッド。GK新井が片手でかき出すも、ボールはゴールラインを割っていたとして、ゴールが認められた。

 流通経済大は後半12分、森永と星野に代わってMF渡邉新太(4年=新潟ユース/新潟内定)、FW宮津祥太(4年=浜名高)を投入。一方の法政大は入ったばかりの上田が2回の接触で右足を痛め、プレー続行不可能に。同16分、FW松澤彰(2年=浦和ユース)との交代でピッチを退いた。

 ここからは再び流通経済大のペース。後半18分、渡邉のカットインシュートがGK関口を強襲すると、同20分には足を痛めた立花に代えてMF新垣貴之(3年=流通経済大柏高)を入れ、さらに攻勢を強める。

 すると後半22分、流通経済大の交代選手2人が試合を動かす。後方からのパスを受けた渡邉がPA近くまで侵攻し、右にスルーパスを展開。受け取った新垣がカットインで切れ込むと、左足で放ったボールがGKの逆を突き、ゴールマウス右隅に転がり込んだ。

 再び1点ビハインドとなった法政大は後半23分、青柳に代えてMF清谷陸(4年=広島皆実高)を入れるが、直後にさらに苦しい展開を強いられる。ボランチで潰し役を担っていた大西が2枚目のイエローカードで退場。末木に代えてDF藺藤子龍(3年=横浜FCユース)を入れて、攻撃の人数を減らすしかなくなった。

 流通経済大は後半33分、田中に代えてMF吉田大河(4年=興國高)を入れると、直後の同34分、追加点のチャンスが訪れる。PA左寄りを突破した宮津が加藤に倒されてPKの判定。これを同35分、渡邉が力強いシュートでゴール左に決め、スコアを3-1とした。

 1人少ない中で後がない法政大だが、それでも諦めない。関口、森岡ら後方の選手がチーム全体を鼓舞すると、ディサロや紺野ら攻撃陣が単独突破を展開。時にはカウンターを受けつつも、着実に流通経済大ゴールに近づいていった。

 しかし、流通経済大も後半43分、ジャーメインに代えて主将のMF石田和希(4年=流通経済大柏高)を入れると、同アディショナルタイムにカウンターに抜け出した新垣がこの日2点目を突き刺し、さらに宮津もダメ押しボレー。終わってみれば交代選手が4点を奪い、5-1の大勝で今季最終タイトルのインカレ制覇を果たした。

(取材・文 竹内達也)
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