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日本高校選抜が選考・強化合宿をスタート。海外の強敵相手に数的優位作って勝負するチームへ

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平野直樹監督の指示を聞く日本高校選抜イレブン

 今月10日に行われる「FUJI XEROX SUPER CUP 2018 NEXT GENERATION MATCH」(埼玉)でU-18Jリーグ選抜と戦う日本高校選抜が7日、さいたま市内で選考・強化合宿をスタートした。

 海外の個をグループ、チームで打ち倒す。日本高校選抜は3月末からの欧州遠征でデュッセルドルフ国際ユース大会に出場し、同大会で優勝することが大目標。1月19日~21日の候補合宿(大阪)を経て30名から23名へ絞られた日本高校選抜は今回の埼玉合宿と今月末の静岡合宿、そして3月の静岡合宿、静岡県ヤングサッカーフェスティバルによって欧州遠征メンバー18名を決定する。

 欧州遠征までの短い期間の中で、指揮を執る平野直樹監督(履正社高)はチーム強化とメンバー選考を並行して行う考えだ。今回の埼玉合宿はMF梅津凌岳(京都橘高)が怪我、FW佐藤颯汰(日章学園高)がギラヴァンツ北九州のチーム事情でそれぞれ辞退。U-19日本代表スペイン遠征から間のないFW飯島陸(前橋育英高)と横浜F・マリノスのキャンプに参加しているCB生駒仁(鹿児島城西高)、FW町野修斗(履正社高)は8日にチームに合流する予定となっている。その中でチームは合宿初日から積極的にチームコンセプトの共有を図っていた。

 この日のトレーニングは、近隣の浦和東高からサポートメンバー1名を加えて実施された。3対1や5対3のパス練習を行った後、制限をかけての8対8を実施。平野監督や米澤一成コーチ(京都橘高)からは、ボールホルダーをサポートする意識と攻守に渡ってプレーにかかわり続けることが求められていた。

 平野監督は「日本人のストロングポイントというのかな。(身体的な)ウィークポイントをストロングポイントにしたい。(欧州の大柄な相手に対し、)個で負けるのであれば、数的優位で勝負すればいいんでしょう、と。あとはマジメにかかわり合うことなどができればいい」と説明する。今年の高校選抜は11人が勤勉にボールにかかわりながら、攻守において数的優位をつくり、彼らの特性と言える細かな技術や個々の武器を交えて相手の守りを切り崩すことを目指す。

 チームで最も小柄な160cmMF菊地泰智(流通経済大柏高)は「きょうの練習ではサポートに入らないと、侵入できないゾーンも作ってやっていたので(平野監督は)相当こだわりがあるんだと思う。自分自身もそれはこだわってやってきたところ。やりやすいです」と歓迎。チームメートたちとともに戦う術を磨いていく意欲を口にした。
 
 8対8の最後には右サイドを抜け出したMF田中雄大(桐光学園高)の足裏パスをサポートしていたFW荒木駿太(長崎総科大附高)がゴールへ流し込み、指揮官の「ブラボー!」という声とともに終了。縦のコンパクトさの改善などはこれからだが、コンセプトを共有した選手たちは良い雰囲気のまま合宿初日のトレーニングを終えた。

 1月の選考合宿は選考が主だったが、今回からはチーム作りに重きを置いていく。平野監督は「ここに選ばれているメンバーは、ヨーロッパに行くための準備が始まっている」と最終メンバー18人だけではなく、現在の23人でチームを作り、デュッセルドルフ国際ユース大会へ向かっていく考えを口にした。もちろん、選手たちはチームの強化を目指す中で個々のアピールも必要だ。まずは3日間のトレーニング、2試合が予定されている練習試合で個々が力を表現しながらチーム力を向上させていくこと。そして、高校選抜の選手たちにとって“聖地”である埼玉スタジアムでU-18Jリーグ選抜を倒し、今後への弾みをつける。

(取材・文 吉田太郎)
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