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熊本地震から2年…復興に尽力してきた巻誠一郎「拠り所となるようなロアッソ熊本でいたい」

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復興に尽力してきた巻誠一郎

 ロアッソ熊本は15日、J2第9節で東京ヴェルディをえがお健康スタジアムに迎え、0-0で引き分けた。試合後、FW巻誠一郎(37)がインタビューに応じた。

 この試合は2016年4月14日に発生した熊本地震から2年というタイミングで開催されることもあり、『熊本地震復興支援マッチ』と銘打って開催された。さらにクラブは、この日に向けてクラウドファンディングで支援を募り、被災地の方々をスタジアムに招待。熊本としては、どうしても勝ちたい試合だった。

 そんな中、被災者でありながらSNSを通じて不足物資への呼びかけや配送を率先して行い、復興支援サイトを立ち上げるなど、先頭に立って復興支援活動を行ってきた巻は、後半42分にピッチへ。「こういう試合ですし、これだけたくさんのお客さんが僕たちを後押ししてくれたので、最後まで勝ち点3をという思いでピッチに立ちました」。だが、試合は無情にもスコアレスドローに終わった。

 勝利を届けることができなかった熊本。インタビューに応じた巻は、「僕らも復興と一緒で一歩一歩、地道に本当に一歩ずつ成長しながら前に進んでいけたらいいなと思っていますし、もっともっとスタジアムを満員にして、拠り所となるようなロアッソ熊本でいたい」と、今後のチームの在り方を示すと、「本当に全国から温かいサポートをしてもらっている。これからは僕らが『熊本は元気だよ』と発信できるような、そういう僕らでいたい。これからも引き続き熊本を宜しくお願いします」と、笑顔でインタビューを終えた。

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