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CL3連覇まであと一つ…ベンゼマ2発のレアル、第2戦ドローも3年連続決勝進出!!

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大一番で2点を奪ったレアル・マドリーFWカリム・ベンゼマを仲間が祝福

[5.1 欧州CL準決勝第2戦 R・マドリー2-2バイエルン]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝第2戦が1日に行われ、レアル・マドリー(スペイン)とバイエルン(ドイツ)が対戦。前半3分にMFヨシュア・キミッヒの得点でバイエルンが先制するも、同11分にFWカリム・ベンゼマが決めてレアルが同点に追い付く。後半1分にベンゼマ、同18分にMFハメス・ロドリゲスがゴールを記録した試合は2-2の引き分けに終わり、2試合合計4-3としたレアルが3年連続16度目の決勝進出を決めた。

 4月25日にアリアンツ・アレーナで行われた第1戦ではレアルが2-1の快勝を収め、バイエルンが準決勝を突破するには最低でも2点が必要な状況で迎えた第2戦。いきなり試合を動かしたのは、そのバイエルンだった。前半3分、FWロベルト・レバンドフスキのパスを右サイドで受けたFWトーマス・ミュラーのクロスのこぼれ球に反応したキミッヒが、右足シュートでネットを揺らしてスコアを1-0とした。

 しかし、前半11分にすぐさまレアルが同点に追い付く。ボールを右から左、左から右へと回してバイエルン守備網を揺さぶると、MFマテオ・コバチッチのサイドチェンジをDFマルセロが左サイドで受ける。左足から蹴り出したクロスをファーサイドでフリーになったベンゼマがヘディングで押し込み、試合を振り出しに戻した。

 前半33分にはバイエルンがゴールに迫るが、DFマッツ・フンメルスのスルーパスからPA内に侵入したレワンドフスキの至近距離からのシュートはGKケイラー・ナバスに阻まれ、こぼれ球に走り込んだJ・ロドリゲスのシュートは枠を捉え切れず。一方のレアルは同39分、ベンゼマのパスを右サイドで受けたFWクリスティアーノ・ロナウドが中央に切れ込みながら左足で狙うも、GKスベン・ウルライヒに弾き出されてしまった。

 1-1のまま後半を迎えると、開始早々の1分に思わぬ形からレアルが勝ち越しゴールを奪取する。右サイドからMFコレンティン・トリッソが送ったバックパスが中途半端な位置に転がり、さらに判断ミスをしたウルライヒが触れられずにボールが流れると、走り込んだベンゼマが無人のゴールに蹴り込んでスコアを2-1とした。

 逆転を許したバイエルンは後半5分、DFダビド・アラバが放った強烈なシュートがDFラファエル・バランに当たってコースが変わりながらもゴールを襲うが、好反応を見せたK・ナバスに右手1本で弾き出されてしまう。勝負を一気に決めようとするレアルも同9分に決定機を創出するが、マルセロのクロスからゴール前でフリーになったC・ロナウドのシュートは枠を外してしまった。

 すると後半18分、右サイドからDFニクラス・ジューレが送ったクロスをJ・ロドリゲスが左足ダイレクトで合わせたシュートはバランにブロックされたものの、J・ロドリゲス自身がこぼれ球を右足で蹴り込み、バイエルンが同点に追い付いた。レアルから期限付き移籍中のJ・ロドリゲスは、ゴール後にも喜びを表すことはなかった。

 後半27分にはレアルベンチが動き、ベンゼマに代えてMFガレス・ベイル、コバチッチに代えてMFカゼミーロを同時投入。同31分にはバイエルンが好機を創出するが、アラバのクロスの流れからゴール前のトリッソが放ったシュートは驚異的な反応を見せたK・ナバスに弾き出されてしまった。

 その後も1点を取ればアウェーゴールで上回るバイエルンが押し込む時間帯が続くが、K・ナバスやDFセルヒオ・ラモスを中心としたレアル守備陣が粘り強く対応してゴールを許さず、2-2のまま試合終了。2試合合計4-3としたレアルが3年連続での決勝進出を果たし、大会3連覇まであと一つに迫った。

●欧州CL17-18特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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