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金子翔太1G1A!! “まる子”に哀悼捧げた清水が6試合ぶり白星

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スタンドには『ちびまる子ちゃん』のゲートフラッグも各所に見られた

[8.29 J1第18節延期分 横浜FM1-2清水 日産ス]

 J1リーグは29日、第18節延期分を行い、横浜F・マリノス清水エスパルスが対戦した。ここ5試合勝ちなしが続いていた清水が2-1で逆転勝利。『ちびまる子ちゃん』で知られる地元清水出身の人気漫画家で、クラブの節目には交流も持っていた故・さくらももこさんに久しぶりの白星を捧げた。

 本来は7月18日に行われる予定だったが、台風12号接近のため延期となっていた一戦。ホームの横浜FMにとっては中2日、アウェーに乗り込む清水にとっては中3日という、厳しいスケジュールの中で迎えることになった。

 前節神戸戦(○2-0)で4試合ぶりに勝利した横浜FMは先発4人を変更。新たにDF畠中槙之輔、MFイッペイ・シノヅカ、FW大津祐樹、FWウーゴ・ヴィエイラが入り、前節でJ1初ゴールを挙げた17歳FW久保建英が2試合連続でのスタメン入りを果たした。

 対する清水はW杯中断明けを3連勝でスタートしたが、ここ5試合勝ちなし(1分4敗)。前節の札幌戦(●1-2)から先発1人を入れ替えてFWクリスランが入った。今月15日に亡くなっていたさくらももこさんに追悼の意を表し、選手・スタッフが喪章を着けて臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合は早々に動いた。横浜FMはファーストプレーで左サイドを攻め上がり、MF山中亮輔のクロスから左CKを獲得。MF天野純がニアサイドに蹴り込むと、ゴール前に走ったDFデュシャンがヒザ付近で合わせ、クリスランに当たったボールがゴールネットを揺らした。

 開始わずか62秒で先制した横浜FMは前半8分、敵陣で久保がボールを奪い、FWウーゴ・ヴィエイラとのコンビでゴール前に侵攻。だが、フリーの久保にボールが渡らぬままヴィエイラが相手守備陣に阻まれ、絶好のチャンスは生かせなかった。

 劣勢が続いていた清水はFWドウグラスにボールを集めて攻め込むが、前半18分にアクシデントに見舞われる。敵陣PA内の競り合いで負傷したクリスランに代わってFW北川航也を投入。しかし、その後は局面で優位に立つ場面が続き、相手の久保、デュシャンに立て続けにイエローカードが出された。

 そして前半27分、試合が振り出しに戻った。敵陣左からDF松原后がスローインを入れ、北川とMF石毛秀樹との崩しで縦に突破。マイナス方向へのグラウンダークロスを入れると、逆サイドから走り込んだMF金子翔太が左足で合わせ、正確なシュートをゴールマウスに流し込んだ。

 後半は一進一退の攻防が続いたが、4分に清水が勝ち越しに成功する。石毛が左CKをショートで蹴り出し、味方とのパス交換で相手の狙いを外すと、引いた位置から金子が鋭いクロスを配給。ファーサイドで待っていたドウグラスが胸トラップから豪快なボレーシュートで叩き込んだ。

 横浜FMは後半11分、久保に代わってFW仲川輝人、同18分に畠中に代わってFWユン・イルロクを投入し、4バックシステムで攻勢に出る。ところが同21分、左サイドを突破したドウグラスを倒したデュシャンに2枚目のイエローカードが提示。MF喜田拓也がセンターバックに入る事態となった。

 それでも両サイドバックが高い位置を取る横浜FMはボールを保持し続け、H・ヴィエイラを中心に決定機を作り続ける。後半26分にはPA内右をドリブルで駆け抜けた仲川が松原に倒されたが、ファウルを告げる笛は鳴らず。同27分にもH・ヴィエイラがPA内で倒れたが、逆に執拗な抗議があったとして警告が出された。

 清水は後半29分、右サイドで前を向いた北川のミドルパスから石毛が抜け出し、フリーでシュートを狙うもGK飯倉大樹がビッグセーブ。同30分には金子に代わってMF兵働昭宏が送り込まれ、北川が右サイドハーフ、兵働はトップ下の位置に入った。

 その後も横浜FMがボールを握る時間帯が続き、清水は決定的なピンチを次々に迎える。後半42分にはMF水谷拓磨が今季初出場を向け、横浜FMは古巣戦のFW伊藤翔を投入した。しかし、最後までスコアは動かず。清水が残留争いを繰り広げる横浜FMとの勝ち点差を5に広げ、浮上に向けて大きく弾みをつけた。

(取材・文 竹内達也)
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