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指揮官の思いを“左腕”に込めて…初キャプテンの20歳杉岡大暉「責任が増した」

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初めてキャプテンマークを巻いた湘南ベルマーレDF杉岡大暉

[9.26 J1第18節延期分 湘南0-0川崎F BMWス]

 今月8日に20歳の誕生日を迎えたばかりの“ヤングキャプテン”が初めて腕章を巻いてピッチに立った。大きな一歩を踏み出した湘南ベルマーレDF杉岡大暉は「キャプテンマークを巻くことで責任が増したし、やんなきゃいけないと感じた」と振り返った。

「(チョウ・キジェ監督からは)『最近思い切ったプレーが少ないから、あえて任せる』と言われました」(杉岡)。

 台風の影響で延期となっていたホームでの川崎フロンターレ戦、キャプテンマークを巻いたのは若きサイドバックだった。シーズン開幕からチームの若手をまとめる『ヤングキャプテン』を務めていたが、全体のリーダー役を担うのは初めてだ。

「試合前は薫さん(MF高山薫)がうまく声をかけてくれて、試合では巻いている以上はキャプテンシーを持たないといけないと感じた」。29番に率いられたチームは昨季王者と対等に渡り合い、試合の前半を優勢に進めると、GK秋元陽太のビッグセーブもあって勝ち点1を獲得した。

「勝つチャンスはあった。勝ち点1を拾ったという考え方もあるだろうけど、勝ちたかった」。初めてのゲームキャプテンを創振り返った杉岡は「クロスから1点につながっていないのでまだまだやっていきたい」と自身の出来には満足せず。だが、指揮官の求める“思い切ったプレー”は体現していた。

「チームを鼓舞することが自分の課題だというのは自分も感じてきていた。キャプテンマークを巻くにしろ、巻かないにしろ、そういうところをやっていきたい」。すでに中心選手の風格を放っている20歳はチーム内での存在感を高めるべく、さらなる成長を誓っていた。

(取材・文 竹内達也)
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