beacon

元大津高&鹿島の同級生対決は豊川オイペンに軍配…植田は終盤に痛恨OG

このエントリーをはてなブックマークに追加

FW豊川雄太とDF植田直通の同級生対決が実現した

[10.31 ベルギー・リーグ第13節 オイペン2-0セルクル・ブルージュ]

 ベルギー・リーグ第13節が10月31日に行われ、FW豊川雄太の所属する11位オイペンはホームでDF植田直通所属の12位セルクル・ブルージュと対戦し、2-0で勝利した。豊川は5試合連続でスタメン出場し、後半19分までプレー。植田は5試合連続で先発フル出場している。

 ともに熊本県の大津高出身で、2013年に鹿島へ入団した豊川と植田。リオデジャネイロ五輪世代の同級生2人による日本人対決がベルギー・リーグで初めて実現した。

 前節に強敵アンデルレヒトを2-1で下したオイペンは、この日も背番号10を着けるMFルイス・ガルシアを中心に攻撃を構築。前半30分には右サイドでロングパスに反応した豊川が植田のマークを受けて潰れ、こぼれ球を拾ったMFジャン・ティエリ・ラザレ・アマニがPA内右に抜け出す。しかし、GKとの1対1を決め切れない。

 さらに前半45分、右サイドのMFシャビ・モリナが低い位置からクロスを送り、ファーの豊川が植田と競りながらヘディングでネットを揺らすが、惜しくもオフサイドの判定。セルクル・ブルージュもカウンターやセットプレーからゴールに迫るものの、互いに無得点の時間が続く。

 豊川が後半19分に交代で退くと、同アディショナルタイム1分には植田がチャンスに絡む。敵陣中央のFKからMFサビエ・メルシエが右足で柔らかいボールを供給。植田がPA内左から力強いヘディングで折り返すが、GKに阻まれた。

 スコアが動いたのは終了間際の後半アディショナルタイム2分。FWダビ・ポレの落としからルイス・ガルシアが右足でシュートを放ち、DFに当たってコースが変わったボールがゴール右に転がり込んだ。

 後半アディショナルタイム4分にはMFママドゥ・ファルが右サイドから強引にPA内へ切れ込み、右足で折り返す。これを処理しようとした植田が右足でゴールに蹴り込んでしまい、決定的な2点目を献上した。

 オイペンは2-0の完封勝利で今季2度目の2連勝。一方、セルクル・ブルージュは2試合ぶりの黒星で3戦勝ちなし(1分2敗)となった。

●海外組ガイド
●ベルギー・リーグ2018-19特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP