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後半投入の相馬&岡田が好連係からPK獲得! 早大が北海道教育大学岩見沢校を破り、準々決勝へ

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MF相馬勇紀(名古屋内定/中央)とFW岡田優希(町田内定/右)が後半投入から結果を出した

[12.15 インカレ2回戦 早稲田大1-0北海道教育大学岩見沢校 味フィ西]

 第67回全日本大学サッカー選手権(インカレ)は15日に2回戦が行われた。味の素フィールド西が丘(東京)の第1試合では早稲田大(関東1)と北海道教育大学岩見沢校(北海道1)が対戦し、早大が1ー0で勝利。関東大学リーグ王者が準々決勝へと駒を進めた。

 今季1部に舞い戻った早大は、その勢いのまま3年ぶりの1部優勝も達成。総理大臣杯では初戦で敗れていたため、全国の舞台でリベンジを果たすべく、シード校として初戦に挑んだ。MF相馬勇紀(4年=三菱養和SCユース/名古屋内定)とFW岡田優希(4年=川崎F U-18/町田内定)はベンチスタート。ルーキーのFW杉田将宏(1年=名古屋U18)とMF田部井悠(1年=前橋育英高)が先発起用となった。

 2枚看板を外したことに外池大亮監督は「相馬、岡田のコンディションが悪かったわけではない」と理由を説明。「3年生以下で臨んだ試合の3-4-3で手応えを掴み、それをベースに本番の場でチャレンジしてみた」と明かす。実際、スタメンはU-21日本代表GK小島亨介(4年=名古屋U18/大分内定)以外で4年生は含まれておらず、指揮官は若い力での勝利を狙っていった。

 田部井と杉田は1トップ・FW武田太一(3年=G大阪ユース)の2シャドーに入る。前半10分に右CKのチャンスを得ると、田部井がキッカーを務め、ニアサイドにグラウンダーのパスを出す。走り込んだMF栗島健太(3年=流通経済大柏高)がそらし、最後はDF大桃海斗(3年=帝京長岡高)がシュートするも相手のブロックに遭った。

 一方、北海道教育大学岩見沢校もチャンスをつくっていく。FW佐賀俊之輔(4年=札幌清田高)がPA内から右足シュートを放つが、GK小島にキャッチされる。同20分にはMF中本峻平(3年=広島観音高)がPA右外からクロス。MF小笠原光研(4年=遠野高)が合わせるも枠の外にはずれた。

 早大は先発の1年生2人がゴールを狙う。前半24分、田部井の右CKは敵陣で混戦に。こぼれ球を田部井がPA手前から左足で振り抜くが、GK細川龍哉(4年=帯広北高)の正面に入る。同26分、杉田はFW藤沢和也(3年=早稲田実高)のパスを受け、PA右から右足シュート。しかし隅を狙った弾道はわずかにゴール左外へと逸れていった。

 北海道教育大学岩見沢校は前半36分、FW下田友也(2年=札幌U-18)が早大守備陣の間を抜くスルーパスを放つ。佐賀が素早く反応して最終ラインを突破すると、そのままPA左に進入。U-21日本代表GKとの1対1に持ち込むが、シュートは大きく枠をはずれた。

 拮抗した試合展開の中、早大は前半40分に田部井が左肩を負傷。一時ピッチを離れるアクシデントも直後にはピッチへと戻った。前半はそのまま0-0で終了し、ハーフタイムには両大学の控え選手がウォーミングアップを開始する。その中で早大の相馬と岡田は一足先に控室へと姿を消していき、ユニフォーム姿で再登場。後半開始とともに2人は投入され、ルーキー田部井と杉田の出番は前半で終わった。

 すると、早大の躍進を支えた2人が後半開始早々に真価を示す。後半5分、中盤の岡田の縦パスに相手守備陣は反応できずそのまま裏に流れていくと、左サイドの相馬が瞬時に反応。猛然と駆け上がりボールを収めながらPA左に入り込むと、フェイントから相手のファウルを誘発してPKを獲得する。キッカーは関東大学1部リーグ得点王に輝いた岡田。冷静にゴールを決め、早大が先制に成功した。

 北海道教育大学岩見沢校も終盤に最大のチャンスを創出する。後半35分、中本がPA右にパスを出し、走り込んだ下田がゴール至近距離からシュートを放つもクロスバーを直撃。PA左にこぼれたボールをDF見原一歩(4年=習志野高)が再び至近距離から打つが、力んでしまい大きくゴール上へはずれた。

 追加点は奪えなかったものの、早大が逃げ切って1-0で試合終了。善戦した北海道教育大学岩見沢校だが、PKでの1失点に泣くことになった。

 関東王者との戦いはPKでの1失点。接戦となった内容に、北海道教育大学岩見沢校の越山賢一監督は「結果的に残念だった。選手のポテンシャルでもうひとつ上に行けるかと思っていたが、それが叶わなかったのが残念」と唇を噛む。「相馬のワンドリブルで決まってしまった。うちは複数失点はしないし、5分5分の展開で良いゲームをしていたと思う。下田のシュートが入っていれば…」と天を仰いだ。

 一方、外池監督は「ゴールに対する姿勢で前半は怖さを出せなかった。だから相馬と岡田の投入が必然の交代になった」とハーフタイムの交代を説明する。しかし、前半の内容にネガティブな印象は持っておらず、不発に終わったルーキーと意地を見せた4年生の様子に「これも後々の良い流れになってくる」と手応えを掴んでいた。

 準々決勝に駒を進めた早大は、直後の試合で勝利した順天堂大に挑む。外池監督は「ここから準々決勝以降は力のある相手しかいない」と気持ちを切り替えており、「決勝の6日間、今年の活動を続けていきたい。今日の試合を通じてある程度方向性は見えたので、次の試合を良い状態で迎えられるように。それしか考えていません」と優勝までの道のりを見据えていた。

(取材・文 石川祐介)
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