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元Jリーガーコンビで同点弾!開催国王者アルアインがPK戦で南米王者リバープレートを撃破!!決勝進出を決める

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同点ゴールを決めたカイオ

[12.18 クラブW杯準決勝 リバープレート2-2(PK4-5)アルアイン アルアイン]

 FIFAクラブワールドカップ2018は18日、準決勝を行い、2-2で突入したPK戦の末に開催国代表アルアイン(UAE)がPK5-4で南米代表リバープレート(アルゼンチン)を下し、決勝進出を決めた。

 9日に異例のスペイン開催となったボカ・ジュニアーズとのコパ・リベルタドーレス決勝を制したリバープレートが今大会初出場。MFゴンサロ・マルティネスやMFエセキエル・パラシオスらが先発に名を連ねた。一方、開催国として大会を盛り上げるアルアインは、元JリーガーのDF塩谷司とMFカイオ、エースのFWマルクス・ベリらを先発起用した。

 試合は早々に動いた。右CKを獲得したアルアインは前半3分、ニアでベリが頭で後方にそらすと、GKフランコ・アルマーニの股下を抜けたボールがゴールラインを割り、開催国アルアインが先制に成功した。

 だが、南米王者が反撃に出る。前半10分のG・マルティネスの左足シュートはわずかに枠を外れたが、直後に同点に追いつく。リバープレートは11分、右クロスからFWルーカス・プラットが放ったシュートはGKハーリド・イーサに止められ、こぼれ球にパラシオスが詰めるが、これもGKイーサに阻まれる。それでも、プラットが再び放ったシュートをFWラファエル・サントス・ボレがコースを変えてゴールネットを揺らした。

 さらにリバープレートは前半16分、ボール奪取からG・マルティネスが前へボールを運び、スルーパスを送る。これに反応したボレがPA右から右足シュートを決め、2-1。南米王者が一気に逆転した。

 早い時間帯に追いつきたいアルアインは、元Jリーガーコンビが魅せる。後半6分、左サイドで仕掛けたカイオが塩谷に預けて前線に上がると、リターンパスをPA左で受けて中央へ切れ込み、ニアに右足シュートを突き刺した。2-2と追いつかれたリバープレートは10分にMFフアン・フェルナンド・キンテロとMFエンソ・ペレスを入れ、攻勢を強めた。

 すると、後半23分にリバープレートにチャンスが訪れる。縦に仕掛けたDFミルトン・カスコがPA左でDFモハメド・アフメドに倒され、PKを獲得する。キッカーはG・マルティネス。思い切りよく左足で放った強烈シュートは、惜しくもクロスバーを叩いてしまい、勝ち越しのチャンスを逃した。

 疲れが見え始めるリバープレートに対し、アルアインは後半20分にベリを下げてMFバンダル・アル・アフバビを投入。敵陣でプレーする機会を増やしていく。だが、均衡した状況が続き、互いに交代カードを使ってリズムを変えようとしたが、得点は生まれない。試合は90分間で勝敗が決まらず、2-2で延長戦に突入した。

 しかし、疲れが色濃くなった両クラブからなかなか決定機が生まれず、アルアインが延長後半13分に右サイドのFKからDFモハメド・アフメドが合わせるも、GKフランコ・アルマーニがファインセーブ。延長戦でも決まらず、PK戦に入った。そして、互いに4人目まで全員決めて迎えた5人目。先攻アルアインのMFラヤン・ヤスラムがゴール右に決めると、後攻リバープレートのエンソ・ペレスのキックをGKイーサが止めて勝負あり。開催国代表アルアインがPK5-4で決勝に駒を進めた。

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