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ベイルのハットに沈む…鹿島、レアルにリベンジならず3位決定戦へ

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ハットトリックを達成したMFガレス・ベイル

[12.19 クラブW杯準決勝 鹿島1-3R・マドリー アブダビ]

 FIFAクラブワールドカップ2018は19日、UAEのアブダビで準決勝を行い、アジア代表の鹿島アントラーズは欧州代表のレアル・マドリー(スペイン)と対戦し、1-3で敗れた。鹿島は22日の3位決定戦で南米代表のリバープレート(アルゼンチン)と対戦。レアルは同日の決勝で前人未到の大会3連覇を懸け、開催国代表のアルアイン(UAE)と対戦する。

 鹿島は15日の準々決勝・グアダラハラ戦(○3-2)から先発2人を変更。DF内田篤人とMFレアンドロがベンチスタートとなり、代わってDF西大伍、MF安部裕葵が先発した。レアルは直近のリーグ戦で負傷交代したFWカリム・ベンゼマが先発。負傷離脱していたMFガレス・ベイルも先発に復帰した。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合開始早々の前半2分、鹿島はFWセルジーニョがPA左角の位置から左足でシュートを放つが、GKティボー・クルトワの手をかすめて枠を外れる。同20分にはMF遠藤康の浮き球のパスにセルジーニョが反応。フィニッシュまで持ち込むが、右足のシュートはクロスバーを越えた。

 徐々にエンジンがかかり始めたレアルは左ウイングのベイルが圧倒的なスピードで鹿島守備陣をかく乱。高い個人能力でボールポゼッションを高め、鹿島を押し込んでいく。前半28分、PA内のこぼれ球をベイルが浮かして右足でシュートを狙うが、ミートせず。同30分には右サイドのFWルーカス・バスケスからのパスをMFルカ・モドリッチがワンタッチで落とし、MFトニ・クロースがゴール正面から右足でミドルシュートを打ったが、GKクォン・スンテがキャッチした。

 ベイルを抑え切れない鹿島は右サイドからたびたびピンチを招く。前半33分、DFマルセロのスルーパスに反応したベイルが左サイドのスペースに飛び出し、ゴール前にクロス。ベンゼマのヘディングシュートは枠を捉えられなかったが、前半終了間際の44分、レアルがついに均衡を破った。ベイルがマルセロとのワンツーでPA内左に進入。GKとの1対1から左足でゴール右隅に流し込み、先制点を奪った。

 1点ビハインドで前半を折り返した鹿島は後半開始からMF永木亮太に代えて内田を投入。内田は右サイドバックに入り、西がボランチにポジションを移した。しかし、後半最初のチャンスもレアル。後半4分、ベイルがPA内左のゴールライン際までえぐってクロス。ファーサイドにこぼれたボールをベンゼマが狙ったが、ゴールラインぎりぎりでDF山本脩斗がクリアした。

 後半立ち上がりのピンチはしのいだ鹿島だが、ミスから追加点を許してしまう。後半8分、山本の不用意なバックパスにベイルが詰めると、DFチョン・スンヒョンとクォン・スンテの連係ミスからチョン・スンヒョンの中途半端なパスをベイルが素早くカット。右足で無人のゴールに流し込んだ。さらに直後の後半10分、右サイドからのパスが中央にこぼれたところをマルセロが拾い、PA内左のベイルにスルーパス。これをベイルが左足で豪快にゴール右に叩き込んだ。

 ベイルのハットトリックで3-0とリードを広げたレアル。鹿島は直後の後半11分、西に代えてDF安西幸輝を送り込む。安西は左サイドハーフの位置に入り、安部が2トップの一角、土居がボランチにそれぞれポジションを変えた。レアルは後半15分、殊勲のベイルを下げ、MFマルコ・アセンシオを投入。同23分にはバスケスに代わってMFイスコが入った。

 レアルは後半29分、途中出場のアセンシオがMFカゼミーロと負傷交代するアクシデント。まずは1点を返すべく反撃に出る鹿島は後半33分、PA左手前からMFレオ・シルバが逆サイドに浮き球のパスを入れ、遠藤が頭で落としたボールをMF土居聖真が右足でゴールネットを揺らした。副審の旗が上がり、いったんは遠藤の位置がオフサイドと判断されたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって得点が認められた。

 1-3と1点を返した鹿島は後半36分、最後の交代枠で遠藤を下げ、レアンドロを投入。同37分にはレオ・シルバが右足でミドルシュートを打ったが、クルトワに正面でキャッチされた。その後も何とか2点目を狙いに行くが、試合を締めにかかったレアルがゆっくりボールを回し、時間が経過。そのまま1-3でタイムアップを迎え、2年前の決勝で敗れたリベンジを果たすことはできなかった。

(取材・文 西山紘平)

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