クロスバー直撃のシュートも…土居聖真「勝つチャンスを自分たちで逃した」

思わず顔を覆うMF
[12.22 クラブW杯3位決定戦 鹿島0-4リバープレート アブダビ]
チャンスがなかったわけではない。鹿島アントラーズにも決定機はあったが、決め切れず。終わってみれば、0-4と大差がつき、MF土居聖真は「勝つチャンスはあったけど、それを自分たちで逃した。やるべきことをやれなかった」と唇をかんだ。
「自分のところで決定的なシュートが3本あった」。後半18分、FWセルジーニョのスルーパスからPA内左に抜け出し、切り返して右足でシュートを打ったが、GKの好セーブに阻まれた。同36分、MF安部裕葵のクロスに合わせた右足ボレーは枠外。さらに同39分にもPA内から切り返して右足を振り抜いたが、クロスバーを直撃した。
土居だけでなく、前半44分にはDF安西幸輝、後半42分にもMF永木亮太の直接FKがクロスバーを叩いた。ゴールの枠に嫌われること3度。「決めたかった」と悔やんだ土居は「決定力の差を今日は見せつけられた」とうなだれた。
失点の時間帯も悪かった。先制点はGKクォン・スンテがGK曽ヶ端準に負傷交代した直後のCKから。「チームとしてここでやられてはいけないというところでやられた大会」。準々決勝のグアダラハラ戦(○3-2)も前半3分に先制を許し、からくも逆転勝利。準決勝のレアル・マドリー戦(●1-3)は前半終了間際の44分に先制され、後半立ち上がりの8分、10分に連続失点した。
「自分たちで苦しくした大会だった」。北中米カリブ海王者、欧州王者、南米王者との3連戦。その中で土居はグアダラハラ戦で2点を演出し、レアル戦では一矢報いるゴールを決めた。「チームとして練習からどれだけ要求して、高いモチベーションでやっていけるか。パス1本、シュート1本にしても練習でやってきたことが試合に出る。急に試合ではできない」。世界での経験を個人として、チームとして無駄にはできない。
(取材・文 西山紘平)
●クラブW杯2018特集
チャンスがなかったわけではない。鹿島アントラーズにも決定機はあったが、決め切れず。終わってみれば、0-4と大差がつき、MF土居聖真は「勝つチャンスはあったけど、それを自分たちで逃した。やるべきことをやれなかった」と唇をかんだ。
「自分のところで決定的なシュートが3本あった」。後半18分、FWセルジーニョのスルーパスからPA内左に抜け出し、切り返して右足でシュートを打ったが、GKの好セーブに阻まれた。同36分、MF安部裕葵のクロスに合わせた右足ボレーは枠外。さらに同39分にもPA内から切り返して右足を振り抜いたが、クロスバーを直撃した。
土居だけでなく、前半44分にはDF安西幸輝、後半42分にもMF永木亮太の直接FKがクロスバーを叩いた。ゴールの枠に嫌われること3度。「決めたかった」と悔やんだ土居は「決定力の差を今日は見せつけられた」とうなだれた。
失点の時間帯も悪かった。先制点はGKクォン・スンテがGK曽ヶ端準に負傷交代した直後のCKから。「チームとしてここでやられてはいけないというところでやられた大会」。準々決勝のグアダラハラ戦(○3-2)も前半3分に先制を許し、からくも逆転勝利。準決勝のレアル・マドリー戦(●1-3)は前半終了間際の44分に先制され、後半立ち上がりの8分、10分に連続失点した。
「自分たちで苦しくした大会だった」。北中米カリブ海王者、欧州王者、南米王者との3連戦。その中で土居はグアダラハラ戦で2点を演出し、レアル戦では一矢報いるゴールを決めた。「チームとして練習からどれだけ要求して、高いモチベーションでやっていけるか。パス1本、シュート1本にしても練習でやってきたことが試合に出る。急に試合ではできない」。世界での経験を個人として、チームとして無駄にはできない。
(取材・文 西山紘平)
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