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[MOM2786]日本航空DF小田翔大(2年)_1G1A、セットプレーの応酬に終止符を打った左足

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キッカーとしても存在感を発揮したDF小田翔大(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.3 全国高校選手権3回戦 丸岡2-3日本航空 駒沢]

 丸岡高(福井)と日本航空高(山梨)の一戦は、全5得点がセットプレーが生まれる思わぬ展開となった。

 その口火を切ったのは丸岡。CKの流れからの混戦の中、MF山下深志(3年)が押し込んだ。前半12分の先制点献上。「『まだ時間あるぞ』とか、ずっと前向きな声を3年生がかけてくれた」。DF小田翔大ら2年生にとって、先輩の言葉が勇気を与える。

 立ち上がりの静けさが嘘のように試合の流れは一変し、日本航空が押し込む展開が続く。しかし、前半28分に今度はFKから追加点を許してしまう。「セットプレーで簡単にマークを外して失点してしまった」と3バックの左CBを務めた小田は悔やんだ。

 0-2。自分たちのペースで試合が進みながらの失点だったが、日本航空の勢いが削がれることはなかった。「今年の子たちは勢いがあるんですよ。0-2から下を向かずに逆転をする子たちなので」。仲田和正監督が教え子のメンタルの強さを認めるほどだった。

 反撃の狼煙となったのは、小田のFKだった。「落ち着いてなくて、自分が蹴りたいところに蹴れていなかった」。それまでもチャンスがありながらふいにしていた2年生レフティだったが、左足のクロスでFW坂本順平(3年)のゴールをアシストしてみせる。

 前半のうちにCKから相手オウンゴールで同点とした日本航空は、後半6分にセットプレーを獲得する。MF齊藤泰征(3年)が左CKから中央に入れたボールは、ゴール前につめていた小田の足元へ。「自分のところにいいようにこぼれてきて、あとは落ち着いて蹴るだけでした」。この1点が日本航空を初の選手権8強へと導く決勝点となった。

 この日のヒーローは中学時代は東京都多摩市のFC.GLORIAに所属。「来てみないか」と言われ、山梨で寮生活をはじめた。「自分勝手なところがあって。そういうところを変えさせてくれました」と小田は仲田監督やチームメイトに感謝を並べた。

 試合後、「もうちょっとセットプレーを大事にしてほしいですね」と仲田監督から指摘された小田は、「まだ反省する部分があるので、切り替えて、反省してやっていきたい」と自身の成長を促していた。

(取材・文 奥山典幸)

●【特設】高校選手権2018

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