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もし、マリノスに残っていたら…甘え許さなかった浦和DF山中亮輔「活躍して突き抜けた存在に」

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浦和レッズDF山中亮輔(中央)

 押しも押されもせぬ主力だった。昨季、在籍2年目を迎えた横浜FMではJ1リーグ32試合4得点の記録を残した。チームでの活躍が認められ、昨年11月にはA代表に初招集されるだけでなく、デビュー戦で鮮烈なゴールも奪った。確かな成長を遂げていたDF山中亮輔だったが、今季から浦和レッズのユニフォームに袖を通すことになった。

 もし、横浜FMに残留していたら――。アンジェ・ポステコグルー体制が継続されたこともあり、昨季同様に出場する機会は多かったのかもしれない。本人も「マリノスに残っていたら、プレーの機会もある程度約束されていたと思う」と感じていたようだ。横浜FMを支えたい気持ちもあっただろうが、「そういった環境に甘えることなく、サッカー選手としてもうひと段階レベルアップするため」に新天地を求めた。

 当然、定位置は約束されていない。日本代表クラスが顔をそろえるチーム内での厳しい競争を勝ち抜くことで、自身を成長させようとしている。「レッズでしっかり活躍できれば、Jリーグでは突き抜けた存在になれると思っている。それだけのレベルのプレーヤーにまでいきたいので、このチームで活躍することしか考えていない」。

 覚悟を持って決断した移籍。「簡単に試合に出られるとは思っていない」というポジション争いを制し、自身を成長させるため、そしてチームを高みへと導くため、必ずピッチに立つ。

(取材・文 折戸岳彦)

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