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“奪った瞬間”でなく“奪う瞬間”…開幕戦で「発見があった」湘南MF杉岡

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湘南ベルマーレMF杉岡大暉

[2.23 J1第1節 湘南2-0札幌 BMWス]

 プロ3年目のシーズン。そして、3年連続で開幕戦のスターティングメンバ―に名を連ねた湘南ベルマーレMF杉岡大暉は、2-0の完封勝利を収めた試合後に「何よりも勝利が欲しかったので良かった」と喜びを表した。

 序盤から札幌にボールを保持される展開となったものの、「押し込まれてもやられていない感覚はあったので、そんなに悲観的にはならなかった」と焦らず。集中した守備で相手の攻撃をはね返し続け、時おり発動させる切れ味鋭いカウンターでゴールに迫る。前半26分にはMF齊藤未月のパスから左サイドを駆け上がった杉岡が際どい左足シュートを放っており、「去年よりも確実にカウンターからフィニッシュまで持っていけていると思う」と手応えを得たようだ。

「皆、予測して飛び出せているから、数的優位を作れている。奪ったあとの動き出しはキャンプでは顕著に出なかったけど、いざ開幕戦でやったら良い形が作れるという発見があった。“奪った瞬間”ではなく、“奪う瞬間”に次の攻撃の動きが出せたからこそ、皆が相手よりも一歩速く動けたと思う」

 前半は主導権を握られる時間帯が長かったものの得点を許さずに試合を進め、「相手が落ちて、ウチが前半と同じことをやれた」と徐々にゴールに迫る場面を作り出すと、後半37分と同45分にFW武富孝介がネットを揺らして2-0の完封勝利で白星スタートを切った。

 速攻から幾度となくゴールに迫ったことで「あれだけ良い形が作れたので自信になる」と胸を張ると、「僕としても結果がほしいと思っているので、しっかり結果を残してチームを勝たせられる選手にならないといけない」と今度は自らの“結果”でチームに勝利をもたらそうと闘志を燃やした。

(取材・文 折戸岳彦)

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