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“確信”FK弾も初勝利ならず、中村憲剛が感じる3連覇阻止の気運「名前のあるチームが…」

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先制点のFKを沈めた川崎フロンターレMF中村憲剛

[3.1 J1第2節 川崎F1-1鹿島 等々力]

 15年連続のJ1得点は代名詞のフリーキックから生まれた。前半9分、ゴール前20m強からのFKを直接沈めた川崎フロンターレMF中村憲剛は「全てのフィーリングがぴったり合って、置いた瞬間に自分がしっかり蹴れれば入るという確信に近いものがあった」と振り返った。

 偉大な2人に並ぶ節目の一発だった。プロ3年目からJ1でプレーする中村は過去14年間にわたって得点を記録。これは17年連続のMF小笠原満男(元鹿島)、15年連続のFW中山雅史(沼津)とMF遠藤保仁(G大阪)に次ぐ数字だ。そして今季第2節、通算71得点目を沈めて新たな歴史を積み上げた。

 味方のファウルで得たゴール正面やや左寄りからのFK。「置いた瞬間に入る」という確信を持った中村はゴール左上のコースを選択した。やや縦回転のかかったボールは華麗に壁を越え、名手GKクォン・スンテも届かないエリアへ。大歓声の中でネットが揺れると、バックスタンドの観衆の前で新パフォーマンス「イヤァオ!」を盛大に披露した。

 だが、この日の川崎Fはここから苦しんだ。先制点の興奮冷めやらぬ前半21分、DF内田篤人のロングボール一発に最終ラインの裏を突かれて失点。「チームが乗りかけていたのにもったいない。鹿島相手にスキを見せたら失点する」。そのまま勢いを持って行かれ、ハーフタイムを1-1で迎えてしまった。

 そして後半は一方的にボールを支配するも、最後まで追加点を奪うことはできず。「風もなかったし、芝生も乾かなかったのでパススピードで差を付けるという“らしさ”は出せた」。今季公式戦2試合で苦しんだピッチへの適応に問題はなく、「最後の崩しのところで同じ絵を共有しないといけない」と自分たちに矢印を向けた。

 2連覇王者が開幕2試合で未勝利。「この2試合を見て分かったのは、もうなりふり構わないというか、FC東京と鹿島という名前のあるチームが『守ってカウンター』で勝ち点をやらないという割り切ったサッカーをしてくるところまで自分たちが来ているのは肝に命じないといけない」と2連覇で勝ち得た立場に手応えを示しつつ、その中で戦っていく危機感を口にする。

「本気で守ってくるプロの人たちを相手にどうやって崩していくかは。セットプレーもそうだし、ミドルシュートも崩しも、自分たちが突き詰めてやるしかないなというのをあらためて感じた」。この2試合で失った勝ち点4、その穴はさらなるレベルアップで埋めるつもりだ。

(取材・文 竹内達也)
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