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「高額の借金を背負うクラブと競えない」ナポリ会長、ユーベとの競争にお手上げ?

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ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長

 ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が、地元メディア『TV Luna』のインタビューに応じ、ユベントスとの競争は不可能であると主張した。

 ナポリは昨シーズン、マウリツィオ・サッリの下でユベントスと終盤までスクデット争いを演じ、4ポイント差で2位となった。だが、ユベントスがFWクリスティアーノ・ロナウドを獲得し、戦力をアップさせた今年は、あと2試合を残し、その差は13ポイントと大きく開いた。ナポリ会長は2年連続でのリーグ戦2位を評価し、指揮官カルロ・アンチェロッティの手腕を称えつつ、ユベントスに皮肉を述べた。

「好成績を収めてくれたアンチェロッティと選手たちには感謝すべきだ。(前任のマウリツィオ)サッリの戦術から新指揮官の戦術へ移行するのは簡単ではなかったはずだ。ポイントを取りこぼしたこともあったが、3位以下を大きく引き離すことができた。非難するべきことは何もないと思う」

「ユベントスが首位だが、我々よりも高額の投資をし、かなりの借金を背負っているクラブと競うのは常に難しいことだ。我々は銀行から1ユーロ(約122円)たりとも借り入れをしておらず、常にFFP(ファイナンシャル・フェアプレー)を順守していることを強調しておきたい」

 続いてナポリ会長は、今夏の移籍市場について言及。指揮官のリクエストに応じる方針であることを示唆した。

「アンチェロッティの要望を満たすかどうか? 過去にも監督の方から話があれば、常に応じてきた。サッリからは話がなかったので、希望を満たすのは不可能だったがね。カルロは毎日のように、我々の予算を気にかけつつ、話を持ちかけてくる。彼は予算が4、5倍のレアル・マドリーで仕事をしていたからだろうね」

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