アトレティコ・マドリーが、DFマリオ・エルモーソ獲得のためにエスパニョールに揺さぶりをかけているようだ。スペイン『マルカ』が報じた。

　DFルーカス・エルナンデス、DFディエゴ・ゴディンの退団によって最終ラインの補強に迫られ、センターバック、左サイドバックのどちらも務めることが可能なエルモーソ獲得に動くアトレティコ。だがエスパニョールとの交渉は難航している様子だ。

　アトレティコは年俸300万ユーロでエルモーソと個人合意に至り、エスパニョールに対しては移籍金として2000万ユーロをオファーしている模様。だがエルモーソを売却する際には、同選手の前所属先であるレアル・マドリーに移籍金の半分を支払わなくてはならないエスパニョールは、契約解除金の4000万ユーロを求めているとのことだ。

　アトレティコはエスパニョールの頑なな姿勢を受けて、同クラブとエルモーソの契約が切れる来夏に獲得することを検討し始めたという。その場合には移籍金を支払う必要はなくなり、エルモーソに対しては浮いた移籍金からボーナスを払うことが可能となる。

　アトレティコは、もし今夏にエルモーソを獲得できない場合、レンタルでベテランのDFを引き入れて今季をやり過ごす考えとされる。エスパニョールはこのアトレティコの駆け引きを前に、どのような動きを見せるのだろうか。

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