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“3度目の世界”は必ずピッチで…浦和ユースGK鈴木彩艶「他のGKには負けたくないです」

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浦和レッズユースのU-20日本代表GK鈴木彩艶

[7.7 高円宮杯プレミアリーグEAST第9節 浦和ユース 1-1 尚志高 浦和駒場]

 “3度目の世界”で今度こそ試合に出て、ベストのパフォーマンスをする――。浦和レッズユースのU-20日本代表GK鈴木彩艶(2年)はこの日、雨中、ナイターという難しいコンディションの中で存在感のある90分間。ゴール前へのクロスなどハイボールを圧倒的な高さの跳躍でキャッチ、パンチングし、カウンターの起点となるキックで会場をどよめかせていた。

 また、キャッチングから素早いスローで決定機を演出したシーンも。今年5月のU-20ワールドカップに当時16歳ながらメンバー入りし、今秋のU-17ワールドカップの守護神候補でもある鈴木は何よりゴール前での凄みがあった。登録188cm、90kgの身体から繰り出す鋭いセービング、堂々とした姿勢。「全てできるGKになりたいと思っているので、全てのレベルを上げていきたいです」という注目GKは、今後が非常に楽しみな存在だ。

 この日はカウンターの際に味方のスペースを見つける部分や、スローイングの丁寧さを欠いた部分があったことを反省。また、練習してきていたというPKを止められなかったことを非常に悔しがっていたが、勝ち越し点を奪いに行こうとするチームを最後方から引き締め、相手に2点目を許さなかった。

「この前のゲームでも点を取りに行きすぎて最後に失点してしまった。攻めている中でも最後後ろで2失点目しないことを意識してできたので、これからも徹底してやっていきたい」。悔しい引き分けに終わったが、反省点を一つ改善したGKは前向きに捉えていた。

 U-20日本代表に帯同した期間は成長の糧に。トレーニングでは、Jリーガーたちのシュートに手が届かないことが多かったという。「フィジカルコーチに身体の使い方をどう改善したら良いのか相談して、それはチームで実践できているので続けていきたい」。当時15歳で参加した2017年U-17ワールドカップ含めて経験を重ねてきたGKは、その力を今秋のU-17ワールドカップで発揮するつもりでいる。

「2回帯同させてもらっているので、選ばれるだけじゃなくて、試合に出てベストパフォーマンスを出すことを目指してやっています。2大会経験しているので他のGKには負けたくないです」。過去2回のワールドカップはいずれも出番が無かった。現在のU-17世代はアジア予選で正守護神を務めたGK山田大樹(鹿島ユース)やGK佐々木雅士(柏U-18)、GK野澤大志ブランドン(FC東京)らハイレベルな守護神争い。それでも、“飛び級”で他のGKに出来ない経験をしてきた鈴木が競争を勝ち抜き、今度こそ世界で日本のゴールマウスを守って勝利する。

(取材・文 吉田太郎)
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