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“世界最強”は向上心の塊…ファン・ダイクがディフェンダーの心得を明かす

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バロンドール候補のDFフィルヒル・ファン・ダイク

 今季のバロンドール候補と見なされているリバプールのDFフィルヒル・ファン・ダイク。“世界最強”DFはその実力を発揮し、リバプールをUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)制覇に導き、プレミアリーグ優勝まであと一歩のところまで近づいた。

 DF史上最高額となる7500万ポンド(当時約114億円)の移籍金で2018年冬にサウサンプトンから加入。当初はその価格に懐疑的だった周囲の声も、自らの実力で振り払った。今季のリバプールはリーグ最少失点を記録し、ファン・ダイクはその功績が認められてPFA年間最優秀選手賞を受賞。バロンドールまでまた一歩ずつ近づいている。

 英『BBC』は22日、28歳のオランダ人DFの本音を聞いた。「もし昨年の活躍を評価してもらって受賞できたら、本当に嬉しいことだし誇りに思うだろう」と控えめにコメントしつつ、「だけど僕としては、まだまだうまくなれるという感触がある」とさらなる向上心も垣間見せた。

「僕は自分へのハードルをとても高く設定している。集中力を少しでも欠いてしまって些細なミスをすれば、それが罰として返ってくることがよくわかっているからだ。だからそういうのは限界まで減らしていきたい」

「僕は常に自分に対してとても批判的だ。だから周りの人にも批判してほしいと思っている。それは監督に対してもそうだし、それはいいことだと思うから」

「リバプールに来てから自分のプレーは向上した。昨年は一定以上のレベルで多くの試合でプレーすることができて、とても満足している。その事実については誇りに思っているよ。批判的に言うと、攻撃時のセットプレーでもっとやれることはあったと思うし、もっと驚異になれたはずだ。簡単なことじゃないけど、その部分についても追求していきたい」

「もっと成長できると感じている。プレーしているときにそういう感触があるんだ。僕のポジションは経験がとても大事になる。プレー経験を重ね、フィットし続けていけば、それがチームの成功に寄与できると願っている」

「去年と同じぐらいの勝ち点をふたたび取らなくちゃいけない。シティはすばらしいチームだからね。リバプールのファンはみんなプレミアリーグ優勝を夢見ている。誰もがその瞬間を待ち望んでいる。昨年は本当に惜しいところまでいった。残念ながら実現はしなかったけど、僕らにできるのはタイトル獲得に向けて戦うことだけだ」

「昨年は1試合しか負けていない。僕らにできるすべてをやった。だけどシティのほうがほんの少しだけ僕らの上をいった。それについてはリスペクトしなければならない。昨年よりも良いパフォーマンスを発揮できるように努めていくよ」

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