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Honda FCが浦和撃破!! JFLクラブが3試合連続で“ジャイキリ”達成

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Honda FC浦和レッズに2-0の完封勝利

[9.25 天皇杯ラウンド16 浦和0-2Honda FC 埼玉]

 天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権のラウンド16が25日に行われ、埼玉スタジアム2002では前回王者の浦和レッズ(J1)とJFLのHonda FC(静岡県代表)が対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半37分にMF富田湧也、同42分にFW原田開に得点が生まれたHonda FCが2-0の完封勝利を収めた。

 17日にACL準々決勝第2戦で上海上港と1-1で引き分け、準決勝へと駒を進めた浦和は同試合からGK西川周作を除く先発10人を入れ替え、この一戦に臨んだ。天皇杯2回戦で札幌(○4-2)、3回戦で徳島(○2-0)とJリーグ勢を連破してラウンド16まで駒を進めてきたHonda FCは、かつてC大阪、山形、湘南でプレーしたFW古橋達弥らがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 3試合連続でのジャイアントキリングを狙うHonda FCはボールを保持する時間こそ長いものの、浦和守備を崩し切れずにフィニッシュまでなかなか持ち込めない。一方、浦和はHonda FCの攻撃をはね返し、時おり鋭いカウンターからゴールに迫ろうとするも、ネットを揺らすには至らず。ともに決定機を創出できずに試合が進む中、前半38分にはHonda FCのMF佐々木俊輝が枠内にシュートを飛ばしたものの、西川の守備範囲に飛んでしまった。

 0-0のまま後半を迎えると、浦和はプロデビュー戦となったFW池高暢希に代えてFW武藤雄樹をピッチへと送り込む。すると同2分、武藤とのパス交換で前線まで上がったMF汰木康也が右足シュートを放つも相手選手に阻まれてしまう。同12分にはHonda FCがゴールに迫るも、右サイドでフリーでボールを受けた佐々木のスルーパスはFW遠野大弥にわずかに合わなかった。

 一進一退の攻防が続く中、後半23分にはゴール前のこぼれ球に反応した古橋が右足のシュートを放つが、ボールはわずかにゴール左に外れた。すると同37分、鋭いドリブルでDF宇賀神友弥を置き去りにした佐々木のシュート性のグラウンダーのクロスをMF富田湧也がダイレクトで合わせてネットを揺らし、Honda FCがスコアを1-0とした。

 さらに後半41分にはまたもや右サイドをえぐった佐々木の折り返しに滑り込んだFW原田開が押し込み、Honda FCがリードを2点差に広げると、同アディショナルタイムのFW杉本健勇のPKをGK白坂楓馬がストップするなど、浦和の反撃を許さずに2-0の勝利を収めて準々決勝進出を決めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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