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[MOM2991]興國GK田川知樹(2年)_横浜FMで学んだ動作でビッグセーブ。注目守護神はキックでも魅せる

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興國高の注目2年生GK田川知樹は攻守に存在感

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.5 プリンスリーグ関西第15節 興國高 1-0 大阪桐蔭高 太陽が丘球技場B]

 この試合のマン・オブ・ザ・マッチについて、興國高の内野智章監督に問うと、迷うことなく「田川ですね」という言葉が返ってきた。前後半に一度ずつしてのけたビッグセーブに加え、対戦相手に「エグい」「取れない」と言わしめた高精度キック。前半8分には左ハイサイドのFW下村和暉(3年)にピタリとフィードをつけてPK獲得の起点になるなど、注目GK田川知樹(2年)は指揮官も認めるパフォーマンスで勝利に貢献した。

 田川は今夏、横浜FMの練習に2か月間練習参加。当初に比べてシュートを止めるエリアは確実に広くなったと感じている。また、前半終了間際に相手の決定的なシュートをストップしたシーンは、横浜FMで身につけた動作によるものだという。

「カットインからニアに打たれた時は重心がちょっとファーに行ってしまうので、逆に持っていく速さ、逆モーションになった時に素早く逆に切り返すという動作はマリノスで学んで身に着けました」。

 左サイドから切れ込んできた相手に対し、ファーサイドへのシュートを警戒しながらニアへの一撃にしっかり対応。自身にとっても、進化を実感するシュートストップになった。

 加えて、守備範囲の広い動きで、DFラインの背後を狙ってくる相手の攻撃に対応。攻撃時には相手が警戒する中でもハイサイドの選手にピタリとボールをつけていた。クロスで味方DFと動きが被ってしまった部分や、キックが100パーセントではなかったことを反省。それでも攻守に渡って存在感を放っていた。

 田川は目指すGK像について、「今日のように自分が止めて、キックでチャンスを作って勝てるようなゲームをこれからも増やしていきたいです。まずは点を決められないGKになりたくて、プラス自分の特長であるキックを活かしてチャンスメークしていきたい」と語った。

 悲願の初優勝を目指す選手権予選でも、この日のようにチームを勝たせるプレーをする。身長は180cmで特別な高さがある訳ではないが、「最近、長身のGKが多いですけれど、自分が選手権で活躍して、180cmくらいのGKでもできるということが全国に知れ渡ったら良いと思います」。今後も横浜FMで学ぶ予定の田川は、Jリーガー相手に力を磨き、再び結果に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)
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