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北澤豪会長の将来構想 「障がい者サッカーチームによるJリーグ実現を」

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北澤豪会長は自らアイマスクをしてブラインドサッカーの体験会に参加

 日本障がい者サッカー連盟(JIFF)の北澤豪会長は、20日に国内で初めてJリーグ加盟クラブに所属する知的障がい者サッカーチーム同士の対戦が実現したことについて、私見を明かした。12月に横浜F・マリノスフトゥーロのホームで鹿児島ユナイテッドフューチャーズの試合が行われ、ホーム&アウェーが実現する見通し。現場レベルでは、将来的にJクラブが持つ知的障がい者サッカーチームによるリーグ戦を行う構想も進んでいる。

「それはいいことだと思いますね。それぞれのクラブで取り組んでいることがあるし、リーグ戦みたいなことはもちろんあっていい。まだ、村井(満)さん(Jリーグチェアマン)にも話はしていないし、あくまでも勝手な将来構想ですが、Jクラブが障がい者サッカーのチームを持ってもらって活動することが一番いいと思っているので、もっと踏み込むなら障がい者チームを持つことをJクラブのライセンスに組み込むことも一案としてありかなとも思う。なぜなら、それが結果的に地域密着というJリーグの理念にも直結するからです。自分のいる(JIFF)中だけではやりきれないと思うので、いろんな力を借りたいと思います」


 サッカーの本場、スペインでは2015年から知的障がい者によるリーグ戦「LaLigaGenuin」が行われ、運営費はリーガ・エスパニョーラが負担しているという。日本に置き換えれば、Jクラブが持つ知的障がい者チームによるリーグ戦となり、20日に行われた鹿児島ユナイテッドFCフューチャーズ対横浜F・マリノスフトゥーロの試合は、「LaLigaGenuin」に近づく第1歩になる可能性もある。27年の歴史を積み重ねて、初年度は10だったクラブ数は全国に58クラブと広がったJリーグだからこそできることがある。北澤会長が続ける。

「これから高齢化がもっとすすむと、現時点で障がいがある方が抱えている悩みとか現象などが地域の中で今以上に身近なことになってくると思う。そのときに、地域の人が抱えている悩みをJリーグで救ってあげられるといい。そういったことを全国的にやれる競技団体はJリーグしかないと思っています」

 鹿児島ユナイテッドFCフューチャーズ対横浜F・マリノスフトゥーロが行われた20日、北澤会長は埼玉県本庄市で行われたブラインドサッカー東日本リーグを視察し、合間に子供たちと一緒にブラサカ体験会にも参加した。トップ自ら現場を駆けずり回りながら、現場に即した課題を1つ1つ形にしていきたいと考えている。

(取材・文 林健太郎)

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