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“右の翼”が存在感…横浜FC北爪健吾「自分たちのゲーム運びができた」

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[11.3 J2第39節 横浜FC 2-0 長崎 ニッパツ]

 右サイドで抜群の存在感を放った。本職の守備では完封に貢献し、攻め上がってはダメ押しゴールをアシスト。横浜FCのDF北爪健吾は「自分たちがやりたいことができた」と満足気に振り返った。

 序盤からボールを保持する展開になると、右SBの北爪も積極的に高い位置を取って攻撃に絡む。パスを出してから的確なポジションに動き出すパス・アンド・ゴーを繰り返して縦への推進力を生み出し、リターンパスを受けては好機を生み出そうとした。

 前半24分には自らのミスを帳消しにするシュートブロックを披露。MF秋野央樹の浮き球のパスからMF澤田崇に抜け出されて危機を招くが、澤田のシュートをGK南雄太が阻むと、こぼれ球に反応したMF吉岡雅和のシュートを体を投げ出してブロック。「裏を取られたのは僕だったので、何としてもやられてはいけないと思った」。

 すると、今度は攻撃面で魅せる。前半42分にはMF中山克広との連係で右サイドを崩すと、北爪が打ち込んだ縦パスをFW皆川佑介が落とし、MF齋藤功佑の先制ゴールが生まれた。さらに後半17分には、長崎のCKを南がキャッチすると、一気に右サイドを駆け上がる。「間に出せばファーサイドに流れても押し込めると思ったので、相手に引っかからないことだけを考えた」と送ったクロスを、MF斉藤光毅が蹴り込んでダメ押しとなるゴールが生まれた。

「ポゼッションの部分で僕らのサイドの方も優位に進められた。ホームの声援もあって、自分たちのゲーム運びができたと思う」

 勝ち点を3伸ばして暫定2位に浮上。残り3試合となったが、「目の前の試合に集中したい」と語ると、次戦の徳島戦に向けて「相手の状態も非常に良いけど、チームとして上回りたい」と必勝を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)
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