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栗原勇蔵が後輩たちへ“最後のお願い”「マリノスに在籍している間は…」

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チームメイトに胴上げされるDF栗原勇蔵

[12.7 J1第34節 横浜FM3-0FC東京 日産ス]

 試合後の優勝セレモニーで挨拶に立った横浜F・マリノス主将のMF喜田拓也は「最後にもう一つだけ言わせてください」と切り出し、今季限りで現役を引退するDF栗原勇蔵への思いを語った。

「横浜F・マリノスにとって、とても大切な、宝物のような存在」。18年間、横浜FM一筋だった11歳上の偉大な先輩に対し、「栗原選手が最後のシーズンにタイトルを取れたことは、栗原選手自身が長い年月をかけて注いできたマリノスへの愛を表しているんじゃないかと思う。この横浜F・マリノスで栗原選手と過ごした時間は僕たちの宝物です。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

 この言葉に目を潤ませていた栗原はその後の引退セレモニーで「さっきのコメントが僕の中の一生の宝物」と応じ、セレモニー後の囲み取材では「キー坊(喜田)はマリノスタウンで小学生のころから知っている」という後輩への期待と信頼を口にした。

「人間的にも立派だし、僕より10個ぐらい年下だけど、彼のほうが大人。楽しみというか、今後、マリノスをキー坊が引っ張っていってくれるという絶対的な信頼感がある。本当に頼もしい存在」

 喜田だけではなく、すべての後輩たちへエールも送った。「時代が変わって、マリノスをステップアップにして海外に行く選手もいるかもしれないけど、マリノスに在籍している間はマリノスが大好きで、マリノスのためにプレーしてほしい」。下部組織を含めれば24年間。横浜FMのためだけに過ごした現役生活を終えた栗原が最後に語った願いだった。

(取材・文 西山紘平)

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