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新型コロナによるJリーグ延期…再開基準は?中断延長は有り得る?無観客の可能性は?

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村井満チェアマンが経緯を説明

 Jリーグは25日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、3月15日までの公式戦94試合を延期することを発表。村井満チェアマンが都内で会見を行い、その経緯を語った。

 村井チェアマンとJクラブの経営者は20日から数回にわたり、ウェブ上での意見交換を実施。翌日にJ1開幕を控えた20日には感染防止に関する啓発を、3日間による試合開催を終えた24日には各クラブからのフィードバックを行った。その上で、24日に今後の試合開催可否についての話し合いも行われたが、結論は出ず。しかしその後の同日夜に政府による「ここから1、2週間が感染拡大を抑えることができるかできないか、極めて大きな瀬戸際になる」という見解を受け、3月15日までの延期決断に至った。

以下、村井チェアマンとの質疑応答
――3月15日再開の判断基準は?
「政府の1、2週間というところを受け、余裕を見て3週間の中断に。日々状況が変わっているので、3月15日時点での予見は難しい。政府の自粛の判断や選手や我々の状態、専門家の助言を頂きながら慎重に判断したい。場合によっては中断の延長もあり得る」

――延期になった試合はいつ開催する?五輪前?後?
「五輪期間中を使わず、平日開催でやりくりできるラインだと考えている。五輪前か後かは同時進行で考えている。会場手配等の都合で、前後両方ともにあり得る。国民が期待している五輪なので協力は継続したい。さらに延長が伸びることになったら五輪期間も検討する」

――26日ルヴァンカップの延期について
「チェアマンの判断でまずは延期決定をした。それ以降の公式戦は理事会で。ルヴァンカップは火急的に意思決定をしなければいけなかったので、私が判断させていただき、理事会に事後報告をした。それ以外の日程に関しては昼時点でリリースしていなくても、理事会後に発表でも間に合うと思ったので、私のほうから理事会に承認をいただいた」

――国内最初の主要プロスポーツの延期となった
「東京マラソンなどでの認識はありました。昨夜の政府見解から今日の11時に意思決定ということで、時間が限られていた。連携させていただいているスポーツ団体との十分なコミュニケーションができているわけではない。一部(バスケット、野球の一部関係者、相撲など)とは意見交換をさせていただいた。おそらく日程によっても競技の影響は違う。政府の『ここから1、2週間』に大規模なイベントがあるのはJリーグだろうと思ったので、おそらくJリーグが判断しなければいけなかったことかなと思う」

――再開のプロセスは?
「クラブと協議の上、場所の手配や安全性の確認を行った上で、通常の手続きに基づいて判断。規約でいうと、中止もそうですが再開の判断もチェアマンに委ねられると理解している。第1節をやって、相当の知見を得られた。そうした備えをしていきたい。マスクや消毒液、そのあたりの獲得も重要。単純に確保できているかではなく、本件特有のシミュレーションが必要」

――無観客試合の検討はあった?
「単純に勝った負けたの試合結果を決めるだけではなく、サポーターに届けるために存在している。無観客はギリギリまで行うべきではない。試合日程を変更してでも、お客様の前で試合を行うべきだと考えている」

――J1、J2の第1節20試合で発症の報告はあったか?
「選手や関係者で発症の報告はない。ちなみに私も第1節は湘南対浦和戦で救護室をケアしていたが、気分が悪いと言って運ばれた方はいなかった」

――ルヴァンカップのレギュレーション変更はあり得る?
「大会方式の大幅な変更は今は踏み込んでいない。グループステージ全部をやめてしまうような判断まで考えているわけではない」

――クラブ側のファンやメディアへの対応は?
「3月15日までにクラブでの強化試合は組まれていくと思う。その際の一般の方々との接触やメディアとの接点は、クラブ判断で考えていくことになる。とはいっても、時節柄、公式試合まで中断している状況なので慎重に対応してほしいとクラブにお願いするつもりではある」

――ユース年代や他カテゴリーの中止や延期は?
「今のところはトップチームの公式戦についての決定だが、それ以降のものは今後協議していく。3月中旬までは同等の扱いに」

――チェアマンの思いは?
「専門的な立場ではないので、願いのレベルにはなる。この1、2週の対策がピークを低くする効果があるという専門家の意見のように、少しでも甚大な感染拡大にならないことを願っている。運営側からすると、マスクやアルコール消毒だったり、底を尽きていく不安の中で試合を見守っていたので、増産したマスクが行き渡るように。最終的には3月18日のタイミングで試合を再開できるように、安全に興行できるような状態を願っている」

(取材・文 石川祐介)
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