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鹿島MF土居聖真が劇的逆転2ゴール!! 前半に“2人負傷&1人退場”の柏はオルンガ2発も痛恨黒星

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[8.29 J1第13節 柏2-3鹿島 三協F柏]

 J1リーグは29日、第13節を行い、鹿島アントラーズ柏レイソルを3-2で下した。鹿島は途中出場のMF土居聖真が大逆転を演出する2ゴール。柏は前半のうちに2人の負傷者と1人の退場者を出しながらもFWオルンガが2得点を挙げたが、最後は奮闘及ばなかった。

 ホームの柏は1週間前に行われた前節の大分戦(△0-0)から先発変更はなし。一方の鹿島は前倒しで開催された第26節のFC東京戦(○2-1)から中2日での一戦に向け、3人を入れ替えた。MF永木亮太、MF荒木遼太郎、MF土居聖真がスタメンを外れ、FW染野唯月、MFレオ・シルバ、MF和泉竜司を起用。なお、ザーゴ監督はかつてプレーしていた古巣との対戦となった。

 前半は柏にアクシデントが相次いだ。前半8分、DF高橋祐治がFWエヴェラウドとの接触で膝を痛め、DF川口尚紀との交代でピッチを退く。さらに37分、MFマテウス・サヴィオもシュートブロックの際に負傷し、MF戸嶋祥郎と交代した。アディショナルタイムにはアフター気味に空中戦を競り合ったDF高橋峻希が2枚目のイエローカードで退場。前半のうちに10人で試合を進める形となった。

 柏はハーフタイム、同じくイエローカードをもらっていたMFヒシャルジソンに代えてMF三原雅俊を投入。早くも3枚目の交代カードを使った。すると後半12分、数的不利の柏が先制。縦に持ち上がった三原がドリブルで持ち上がり、相手DFの動きを見ながらスルーパスを送ると、最後はFWオルンガが左足で流し込んだ。

 それでも鹿島は土居、荒木、MF遠藤康、FW上田綺世を次々に入れてゴールを狙うと、後半27分に意地を見せる。左サイドをDF永戸勝也が突破し、土居のシュートは相手にブロックされたが、ペナルティエリア外で拾ったMF三竿健斗が左足ミドルでネットを揺らした。

 ところが柏は後半39分、大きく左右に振った攻撃から三原のフィードがペナルティエリア内でフリーになっていたMF江坂任に収まると、左足でのシュートは相手DFに阻まれたが、このボールがオルンガの足元へ。1点目と同じような形でボールを持ち出したオルンガは再び左足でファーポスト脇に突き刺し、再び柏が勝ち越した。得点ランキングトップのオルンガはこれが今季14得点目となった。

 しかし、まだまだ試合は終わらない。数的優位を活かした鹿島は後半44分、左サイドを駆け上がった永戸が低く鋭いクロスを送ると、ニアに飛び込んできた土居がトリッキーなダイレクトシュートで同点。さらにアディショナルタイム1分、右サイドに開いた三竿のクロスにまたしても土居が頭で合わせ、瞬く間に逆転を果たした。試合はそのままタイムアップ。劇的な逆転劇で勝利した鹿島は2連勝となった。

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