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横浜FM、開始直後にDF畠中負傷も3発完勝! 清水は24年ぶりクラブワースト7連敗

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先制点を決めたFWエリキ(写真左)

[9.16 J1第24節 横浜FM3-0清水 日産ス]

 J1リーグは16日、第24節の前倒し分を開催し、横浜F・マリノス清水エスパルスを3-0で破った。開始直後に負傷者を出す苦しい立ち上がりとなったが、前半に3得点を奪っての勝利で連敗を3でストップ。清水は1996年以来の7連敗で、クラブワースト記録に並んだ。

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の影響で10月下旬から一部前倒しとなったJ1第24節。ホームの横浜FMは前々節から3試合連続での3-4-3システムを採用し、前節のC大阪戦(●1-2)から先発7人を変更した。GK梶川裕嗣、DFチアゴ・マルチンス、DF畠中槙之輔、FWエリキは連続出場。FWオナイウ阿道は8試合ぶり、MF水沼宏太は9試合ぶりのスタメン入りとなった。

 対する清水は今季初めて3-4-3のシステムを採用。6連敗となった前節の鹿島戦(●1-2)から6人を入れ替え、GK大久保択生、DF立田悠悟、MF鈴木唯人、MF河井陽介、MF中村慶太が引き続き先発した。システム変更により本職ではないポジションでの起用も行われ、MFヘナト・アウグストが左センターバック、鈴木は右ウイングバックに入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合は思わぬアクシデントから始まった。前半1分すぎ、横浜FMの畠中が接触のないところで負傷して倒れ込み、担架に乗ってピッチ外へ。3分にボランチのMF渡辺皓太が投入され、MF喜田拓也がリベロに入った。それでも横浜FMは9分、左サイドをドリブルでえぐった高野の折り返しにエリキが反応。ややマイナス方向へ入ったボールを左足で見事に合わせ、先制ゴールを奪った。

 清水は前半12分、FWティーラシン・デーンダーがDF松原健のパスを敵陣深くで奪い、FW後藤優介がペナルティエリア内に持ち込んだがシュートは打ちきれず。また相手のクリアボールに鈴木が反応したが、ミドルシュートは枠を外れた。すると13分、清水は水沼の浮き球に反応したFW仲川輝人を止めようとした立田が後ろから倒して一発退場。早い時間に10人での戦いを強いられた。

 ここからは一方的な展開。敵陣に押し込み続ける横浜FMは前半22分、高い位置でのビルドアップから右サイドにボールが渡ると、水沼のクロスに対してニアに走り込んだオナイウが巧みなフリックでGKの頭上を越えるシュートを放ち、追加点を奪う。さらに28分、またも水沼を起点とした攻撃からオナイウが繋ぎ、マイナス方向へのパスにエリキが反応。左足でネットに突き刺し、リードを3点に広げた。

 清水は前半30分、左サイドを攻め上がったDF奥井諒のクロスは相手にクリアされたが、セカンドボールに反応した竹内が強烈なミドルシュート。しかし、これもゴールマウス上に外れた。その後は大久保のビッグセーブもあって失点は免れたが、3点ビハインドでハーフタイムへ。後半開始時にはFW中村慶太に代わってMF六平光成が投入され、4-3-2で構えるような形となった。

 横浜FMは後半開始時、仲川に代わってMF天野純を投入。その後は8分のオナイウのシュートが大久保に阻まれ、18分の高野のシュートもわずかに枠を外れるなど、押し込みながらもなかなか相手ゴールを割ることのできない展開が続いた。清水は19分、一気に3枚替えで奥井、河井、後藤を下げてDF宮本航汰、MF西澤健太、FWカルリーニョス・ジュニオを起用した。

 横浜FMは後半30分、水沼とエリキを下げてFW前田大然とMF大津祐樹を投入。大津は8試合ぶりの出場となった。清水もティーラシンに代えてFWジュニオール・ドゥトラを入れた。なおも攻め続けた横浜FMは40分、大津のミドルシュートは相手に当たって枠を外れ、アディショナルタイムの天野のシュートも不発。試合はそのまま動かずタイムアップを迎えた。

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